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ドッグフードに使われるミールとは?正体とメリット、デメリットを解説

ドッグフード
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ドッグフードを選んでいるとよく目にする○○ミール。その正体や安全性が気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
先に言っておくと、ミールは必ずしも危険なわけではありませんし、メリットも存在します。しかし一方でデメリットもあるので、この記事を読んでミールについての知識を深めていきましょう。

そもそもミールって何?

「ミールってよく聞くけど、そもそも何なの?」と思いますよね。ミールの正体とは肉や魚を粉末状にしたものです。

使っている原材料によって名称が変わり、牛や豚など複数の動物の肉を使用しているものはミートミール、鶏肉を使用しているものはチキンミールと呼ばれます。

また、鳥を使ったミールは家禽ミールと呼ばれることもあります。ちなみに、家禽とは人間が食肉や卵、羽毛を得るために飼育している鳥類の総称のことです。

そのほかにも○○ミールという表記の原材料は多くあり、すべてを紹介することは難しいですが、フィッシュミールなら複数の魚の粉末、ラムミールならラム肉単体の粉末のように考えて問題ありません。

それでは、ミールの正体が分かったところで、メリットやデメリットについても見ていきましょう。

ミールのメリット

まずはミールのメリットを3つ紹介します。

ミールのメリット
  1. 重量あたりのタンパク質含有量が高い
  2. コストパフォーマンスに優れている
  3. 加工による安全性の確保

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

メリット①重量当たりのタンパク質含有量が高い

1つ目のメリットは、重量当たりのタンパク質含有量が高いことです。
ミールは水分を飛ばし、脂肪が取り除かれている素材で、少ないグラム数でもタンパク質が豊富に含まれています。

例えば、生肉100gが含むタンパク質が20gだとします。これを乾燥させて水分と脂肪を除去すると、ミールとしての重量は約30gとなりますが、タンパク質含有量は同じ20gです。

その結果、少ないグラム数でタンパク質を多く摂取できるようになります。

メリット②コストパフォーマンスに優れている

2つ目のメリットは、コストパフォーマンスに優れていることです。
ミールは、お肉の他に骨のような人間が食べない部分も使用されています。そのため、原材料の金額が抑えられているのです。

また、粉末状にすることで重さが軽減し、持ち運びにかかる輸送コストも削減できるのでコストを抑えつつ安定した品質のドッグフードを作れるようになっています。

メリット③加工による安全性の確保

3つ目のメリットは、加工による安全性の確保です。
ミールは加工する際に高温で加熱されるため、病原菌や寄生虫のリスクが軽減されます。

また、水分を除去しているためカビや細菌の繁殖が抑えられ、脂肪の除去により酸化による品質劣化を抑えられます。

このように、加工の過程で安全性が確保されていれば、安心してドッグフードを選ぶことができるのではないでしょうか。

ミールのデメリット

メリットの次は、ミールのデメリットについて3つ紹介します。

ミールのデメリット
  1. 原料の不明瞭さ
  2. アレルギーリスク
  3. 4Dミート使用の可能性

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

デメリット①原因の不明瞭さ

1つ目のデメリットは、原因の不明瞭さです。
ドッグフードではチキンミールやビーフミールなど、使われているお肉の種類は分かっても、どこの部位を使っているかまでは明記されていないことが多いです。

しかし、日本でも参考にされているAAFCO(米国飼料検査官協会)のガイドラインでは、ミールには毛や、羽、蹄、角、歯のような非食用部分と一部の内臓は含まれないとされています。

あくまで、定められた品質基準を保ってドッグフードが製造されているので、過剰に心配しなくても問題ありません。

デメリット②アレルギーリスク

2つ目のデメリットは、アレルギーリスクです。
ミートミールはドッグフードで利用される一般的な原材料ですが、アレルギー反応が出てしまうリスクも存在します。

チキンミールやラムミールのように、使われているお肉が1種類であれば良いですが、ミートミールは牛や豚など複数の動物のお肉が使われています。

このように複数のお肉が混ざっていると、アレルギーが出る可能性が高くなり、なおかつアレルゲンの特定が難しいというデメリットを理解しておきましょう。

デメリット③4Dミート使用の可能性

3つ目のデメリットは、4Dミート使用の可能性です。
ミールのイメージが良くない理由として、4Dミートの存在が挙げられます。4Dミートとは

  • Dead(死亡)
  • Dying(瀕死)
  • Diseased(病気)
  • Disabled(障害のある)

これら4つの単語の頭文字をとったもので、人間が食べるのに適していないとされているお肉です。

日本のペットフードはAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準が参考にされていますが、AAFCOでは4Dミートの使用は明確に禁止されてはいません。なので、絶対に4Dミートが使われていないとは言えないのです。

しかし、ペットフード安全法でペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造や輸入、販売は禁止されています。

とはいえ、あまりにも安すぎるドッグフードは粗悪な原材料が使われている可能性があるので、良く調べて信頼できると思った会社のドッグフードを選ぶことが大切です。

ミール自体が危険なわけではないですが、安全性が少し気になるなと思ったら、プレミアムドッグフードのようなミールが使われていないフードを候補に入れてみるのもおすすめします。

まとめ

この記事では、ドッグフードに使われているミールについて解説してきました。最後にポイントをまとめたので、チェックしておきましょう。

まとめポイント
  • ミールとは肉や魚を粉末状に加工した物
  • 少ない量でタンパク質がたくさん摂れる
  • 高温加熱処理により病原菌のリスクが軽減される
  • 4Dミート使用の可能性に注意が必要
  • ミールの原材料は定められた基準があるので必ずしも危険ではない

最後までお読みいただきありがとうございました!愛犬の健康のために、ミールのメリットやデメリットを理解してドッグフードを選んであげてくださいね。



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