飼う前に知りたい！アラスカン・マラミュートの特徴や値段、飼育のポイントを紹介

アラスカン・マラミュートは、もふもふした見た目と忠実な性格で愛されているワンちゃんです。子犬の頃はコロコロとしていてぬいぐるみみたいですが、大人になると「ほんとに同じ犬！？」とおもうほど大きくなります。

この記事ではそんなアラスカン・マラミュートについて紹介していきますので、アラスカン・マラミュートを家族に迎えようか迷っている方は、ぜひ読んでみてくださいね！

アラスカン・マラミュートの基本情報

もっと詳しい情報やアラスカン・マラミュートの魅力はこの後紹介していきますね！

アラスカン・マラミュートの歴史

アラスカン・マラミュートは、そり犬として知られる犬種の中でもとくに古い歴史を持っていて、2000～3000年前には存在していたと考えられています。また、そりを引く以外にも狩猟や漁の仕事でも活躍していた犬種です。

そして、もともとアラスカ北西部に暮らしていた先住民族であるマラミューツ族が飼育していて、名前の由来も原産国のアラスカとマラミューツ族からきていると言われています。

そんなアラスカン・マラミュートは、極寒の地アラスカで人々の体を温める良きパートナーとしても大切な存在のワンちゃんです。

アラスカン・マラミュートの特徴や性格

アラスカン・マラミュートは、オオカミに似ている顔つきと大きな体で抜群の存在感を持っています。また、ピンと立った耳と背中の方に巻き上がったしっぽ、そりを引くために発達した太めの四肢も特徴のひとつです。

そして、性格は忠実で愛情深く、人懐っこい性格をしています。さらに忍耐強い一面もあるため、子供とも穏やかに接してくれるワンちゃんです。

そんなかっこいい見た目に成長するアラスカン・マラミュートですが、子犬の頃はぬいぐるみのような可愛らしい見た目をしています。

アラスカン・マラミュートは飼いやすい？飼育に必要な環境は？

アラスカン・マラミュートの飼いやすさですが、結論から言うと日本での飼育はあまり向いていないワンちゃんです。大きな理由として以下に2つ紹介していきます。対策も紹介するので読んでみてくださいね。

• 日本の気候に適していない
• 広い室内空間が必要

アラスカン・マラミュートは寒冷地で働くそり犬として発展してきたため、寒い気候に適しています。そのため、日本の夏のような高温多湿な環境では体温調節が難しく、体調を崩してしまうことも。夏場は、エアコンを一日中つけて涼しい環境を保つことが重要です。

そして、広い室内空間に関しては、膨大な運動量を必要とするアラスカン・マラミュートが、十分に運動できるために必要になってきます。もし、室内に広いスペースが無い場合は、自宅の庭に後付けできるペット用のユニットハウスもあるので、検討してみてくださいね。

アラスカン・マラミュートの被毛の特徴

アラスカン・マラミュートの被毛は、外側と内側の2層からなるダブルコートです。外側の毛は固く雨や雪を弾く効果があり、内側の毛は綿毛のようにふんわりと柔らかく保温性に優れています。

また、毛色はホワイト、ライトグレー、ブラック、セーブル、レッドなどがあります。毛色によってイメージがガラッと変わるので、お気に入りの子を見つけてみてくださいね。

アラスカン・マラミュートの被毛のお手入れについて

アラスカン・マラミュートは基本的にトリミングの必要はありません。1ヵ月に1回ほどのシャンプーと、2～3日に1回のブラッシングで綺麗な毛並みを保つようにしましょう。

まずシャンプーについてですが、必ず犬用のシャンプーを使用してください。人間用のシャンプーはワンちゃんにとって刺激が強いので、使わないようにしましょう。

そしてブラッシングは以下の3ステップを参考にしてみてください！

アラスカン・マラミュートは春と秋に換毛期があるので、その時期はブラッシングの頻度を毎日に増やすと良いでしょう。

アラスカン・マラミュートのかかりやすい病気と対策

アラスカン・マラミュートを飼う前に、どのような病気に注意が必要か知っておきたいですよね。かかりやすい病気と対策を知って、いざというときに落ち着いて対応できるようにしておきましょう。

それぞれの症状と対策はこの後解説していきますね！

股関節形成不全

股関節形成不全は、特に大型犬に多く見られる遺伝性の疾患で、犬の股関節が正常に発達せず、炎症や変形を引き起こす病気です。

股関節形成不全にならないようにするには、体重管理や適度な運動がおすすめです。しかし、成長期の間は飛んだり跳ねたりする激しい運動は控えた方が良いでしょう。

滑りにくい床や芝生のような柔らかい場所での運動がおすすめですよ！

胃捻転

胃捻転は犬の胃が異常に膨張し、ねじれることで血液が遮断される危険な疾患です。特に大型犬や胸の深い犬種に発症するリスクが高いと言われています。

放置すると命にかかわる危険な疾患なので、以下の症状が出ていたらすぐに動物病院へ連れて行ってください。

胃捻転の原因は完全に解明されているわけではありませんが、一度に大量の食事をしたり大量の水を飲んだり、ストレスをためているなどが原因の一因ではないかと言われています。

そのため、食事を数回に分ける、ストレスを発散させるなどの対策が必要です。

甲状腺機能低下症

犬の甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの不足によりさまざまな健康問題を引き起こす疾患です。

上記のような症状が見られたら、すぐに動物病院で検査をしてもらいましょう。早期発見し投薬治療を受けることで症状の改善が期待されます。

アラスカン・マラミュートに必要な1日の運動量

アラスカン・マラミュートはそりを引く仕事で活躍していた犬種で、膨大な運動量を必要とします。具体的には、1回1時間ほどの運動を1日2回はおこなうようにしましょう。散歩だけでなく広場やドッグランなどでの運動もおすすめですよ！

特に、冬はアラスカン・マラミュートとって最高の季節です。雪が大好きなワンちゃんなので、雪の中で走り回ったり雪を掘ったりと、可愛らしい一面が見られるのではないでしょうか。

その一方で暑さには弱いので、夏場はクールウェアを着せて水分補給も特に気を付けるようにしてくださいね。

アラスカン・マラミュートのお迎え方法

ワンちゃんを迎える方法としては主に３つあり、ペットショップでの購入、ブリーダーからの購入、保護犬の里親になるなどが挙げられます。

アラスカン・マラミュートは、残念ながら日本のペットショップではなかなか出会うことが出来ません。そのため、基本的にブリーダーさんからの購入か里親になる方法がメインになるので、気になる方は問い合わせてみてくださいね。

アラスカン・マラミュートに関するQ＆A

まとめ

アラスカン・マラミュートは、美しい被毛と温厚な性格、そして頼もしいパートナーとしての魅力を持つ犬種です。ただし、広いスペースや十分な運動量が必要なため、環境やライフスタイルに合わせて飼育を検討することが大切です。

もしこの記事を読んでアラスカン・マラミュートを家族に迎えたいと思ったら、ぜひ一度、実際に触れ合ってみてください！アラスカン・マラミュートがあなたにとって最高のパートナーとなることを願っています！

最後までご覧いただきありがとうございました！