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心優しい大型犬:レオンベルガーの特徴や飼育のポイントを解説

レオンベルガー 犬種
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ライオンのような見た目を目指して交配されたレオンベルガー。見た目だけでなく名前までかっこいいですよね。そんな堂々たる風格のレオンベルガーですが、性格はとても穏やかで愛情深いんです!

この記事では、そんなレオンベルガーの魅力や、お迎え前に知っておきたい情報を紹介していきますので、レオンベルガーを家族に迎えようか迷っている方は、ぜひ読んでみてくださいね!

レオンベルガーの基本情報

  • 名前 レオンベルガー
  • 原産国 ドイツ
  • 体重 34~50kg
  • 体高 65~80cm
  • サイズ 超大型犬
  • トリミング 必要なし
  • ブラッシング 2~3日に1回
  • 被毛 長めのダブルコート
  • カラー ライオン・イエロー、レッド、レディッシュ、ブラウン、サンドなど
  • 平均寿命 8~9年

もっと詳しい情報や、レオンベルガーの魅力はこの後紹介していきますね!

レオンベルガーの歴史

レオンベルガーは、ドイツのレオンベルグ市で誕生した犬種で、名前もレオンベルグに由来しています。

そんなレオンベルグ市はライオンが紋章とされており、ライオンのように威厳のある犬を作りたいという想いから、セントバーナード、ニューファンドランド、グレートピレニーズなどの大型犬を交配し、1846年に誕生しました。

また、泳ぎが得意なニューファンドランドの血が流れているおかげか、レオンベルガーも泳ぎがとても得意な犬種です。そのため、水難救助犬として人々のために活躍してきました。

しかし、第二次世界大戦で個体数が激減し、世界大戦後にはわずか8頭しか残らず絶滅の危機に。それでも残った8頭を基盤に、愛好家たちによってふたたび頭数を増やすことに成功します。

その後、少しずつドイツやイギリスで人気が出始め、稀に日本のドッグショーでも見られるようになりました。今では家庭犬としても世界中で愛されているワンちゃんです。

レオンベルガーの特徴

レオンベルガーは、大型でがっしりとした筋肉質な体つきをしており、その堂々とした姿が印象的な犬種です。耳は垂れ耳で、しっぽにはふさふさとした飾り毛が生えています。他にも、泳ぐことに特化していて、指に水かきがついているのも特徴のひとつです。

被毛は厚く長めのダブルコートで、防水効果があるため、寒さや雨にも強い構造になっています。また、毛質には個体差があり、直毛の子もいればややウェーブがかった子もいます。

毛色はライオン・イエロー、レッド、レディッシュ、ブラウン、サンドなどがあり、どの色合いも自然で落ち着いた印象です。さらに、口周りから目にかけて黒いマスクのような模様があるのも、レオンベルガーの特徴です。

このように、力強くも優雅な雰囲気の見た目で、大型犬の中でもひときわ目を引く存在といえるでしょう。

レオンベルガーの性格

レオンベルガーは、優しく温厚な性格をしています。また、人懐っこく甘えん坊な一面もあり、子供とも上手く接するので家庭犬としても適しています。子供の遊び相手になったり、静かに見守ったりと、その場に合わせて柔軟に対応してくれる賢さも魅力のひとつです。

穏やかな性格なので番犬としてはあまり向いていないかもしれませんが、飼い主に忠実でいざというときには勇敢な一面も見せることも。このように、レオンベルガーはとても優しい性格の持ち主です。

レオンベルガーは飼いやすい?必要な飼育環境は?

レオンベルガー 子犬

まず飼いやすさについてですが、レオンベルガーはおとなしい性格で家庭犬としても飼いやすい犬種です。しかし、力の強さや必要な環境を考えると、飼育経験の豊富な飼い主さんに向いています

次に飼育環境についてです。レオンベルガーは、とても暑さに弱い犬種なので、日本で飼う場合はエアコンの効いた室内での飼育が必須になります。走り回れるほど広くなくて大丈夫ですが、ある程度歩き回れる程度の室内スペースは確保しておく必要があるでしょう。

また、十分な運動量を確保できる環境も必要です。理想は自由に動き回れる庭がある環境が良いですが、無い場合は近くにドッグランや公園などの運動できる場所があるか確認しておきましょう。

レオンベルガーの飼育にかかる費用

初期費用
  • レオンベルガーの子犬の購入費用 
    約50万円前後
  • マイクロチップ
    約1,000円
  • 畜犬登録
    約3,000円
  • 最初にそろえる生活品
    6~8万円ほど
    ・サークル
    ・クレート
    ・トイレ
    ・ペットシーツ
    ・食器類
    ・おもちゃなど
予防関連
  • 毎年の狂犬病予防ワクチン
    約3,500円
  • 混合ワクチン 
    約10,000円
  • 健康診断
    約15,000円
  • フィラリア予防薬
    約2,000円

さらに超大型犬のレオンベルガーは、フードやおやつなどの消耗品に毎月20,000円ほどかかります。また、暑さに弱いレオンベルガーのために1日中エアコンを稼働することにもなるので、電気代も高額になることは頭に入れておきましょう。

他にも、ケガや病気で急な出費が出る場合もあるので、必ず最後まで面倒を見れるように準備をしてからお迎えするようにしてくださいね。

レオンベルガーの被毛のお手入れについて

レオンベルガーは基本的にトリミングの必要はありませんが、2~4週間に1回のシャンプーと、2~3日に1回ほどのブラッシングでお手入れをおこないます。

まずシャンプーについて、必ず犬用のシャンプーを使用するようにしてください。人間用のシャンプーはワンちゃんにとって刺激が強いので、使わないようにしましょう。

シャンプーの手順
  1. 耳に水が入らないか心配な場合は耳栓をする
  2. 脚→体→顔の順番で下のほうから濡らしていく
    この時、水が耳や鼻に入らないように、シャワーヘッドを優しく地肌に当ててあげましょう。
  3. 犬用シャンプーをしっかり泡立ててから洗っていく
  4. 顔→体→脚と上から下へシャンプーを流していく
    この時も、シャワーヘッドを優しく地肌に当てながら流していきます。
  5. タオルで拭いてドライヤーで乾かす

このように家庭でのシャンプーも可能ですが、レオンベルガーのような超大型犬の場合、自宅でのシャンプーが難しい場合もありますよね。その場合はプロにお任せすることも視野に入れておくと良いでしょう。

次に、ブラッシングに必要な道具や手順について紹介していきますね。

ブラッシングの手順
  1. ピンブラシとスリッカーブラシ、コームを用意する
  2. ピンブラシで全体の毛を整える
    毛の流れに沿って全体の絡まりをほぐしましょう
  3. スリッカーブラシでアンダーコートの毛を取り除く
  4. コームで細かい部分を整える
    耳の後ろや胸元、お腹、足回りは毛玉ができやすい部分なので、丁寧に整えましょう

ダブルコートのレオンベルガーは、春と秋に換毛期があり抜け毛が増えるので、換毛期はブラッシングを毎日おこなうのがおすすめです。

レオンベルガーのかかりやすい病気と対策

レオンベルガーを飼う前に、どのような病気に注意が必要か知っておきたいですよね。かかりやすい病気と対策を知って、いざというときに落ち着いて対応できるようにしておきましょう。

レオンベルガーのかかりやすい病気
  • 皮膚疾患
  • 関節疾患
  • 胃捻転

それぞれの症状と対策はこの後解説していきますね!

皮膚疾患

犬の皮膚疾患は原因の特定が難しく、治るまでに時間がかかってしまう場合があります。
気になる症状が出ていたら、一度動物病院で診てもらうようにしましょう。

注意してほしい症状
  • 体をよく掻いている
  • 皮膚が赤くなったり腫れたりしている
  • 脱毛や毛並みの変化
  • 皮膚の乾燥
  • 湿疹が出ている

お家で出来る対策としては、適切なブラッシングやシャンプーなど外側からのケアと、食事で内側からケアする方法があります。
他には、サプリメントで不足しがちな栄養を補うのもおすすめですよ!

関節疾患

レオンベルガーは関節疾患にもかかりやすいと言われています。以下の症状に注意して、早めの予防を心掛けましょう。

注意してほしい症状
  • 足を引きずっていたり、歩き方がぎこちなかったりする
  • 関節の腫れや触ると熱を持っている
  • 今までより運動をしたがらなくなる

予防としては、関節の健康をサポートするサプリやフードをあげる、適正体重を保つなどがあります。

すでに関節疾患にかかってしまっている場合は、お家でマッサージをするのも効果的ですが、やり方を間違えるとかえって悪化してしまうので、必ず獣医さんの指示に従うようにしましょう。

胃捻転

胃捻転は犬の胃が異常に膨張し、ねじれることで血液が遮断される危険な疾患です。特に大型犬や胸の深い犬種に発症するリスクが高いと言われています。

放置すると命にかかわる危険な疾患なので、以下の症状が出ていたらすぐに動物病院へ連れて行ってください。

注意してほしい症状
  • お腹が膨らんで見える
  • 吐き気を示すが何も出てこない
  • 呼吸が浅く苦しそうにしている
  • 血が回らないため、歯茎が青白くなっている

胃捻転の原因は完全に解明されているわけではありませんが、一度に大量の食事をしたり大量の水を飲んだり、ストレスをためているなどが原因の一因ではないかと言われています。

そのため、食事を数回に分ける、ストレスを発散させるなどの対策が必要です。

レオンベルガーに必要な1日の運動量

レオンベルガーは、1日2時間以上の運動量を確保するのが理想です。2時間まとめての運動より、1時間ほどの運動を2回に分けておこなうのが良いでしょう。

そして、レオンベルガーは体の大きくなるスピードが早いので、関節への負担を軽減するためにも、激しい運動よりは長めの散歩や水泳などがおすすめです。特に、水泳は関節への負担も少なく、水が大好きなレオンベルガーにはぴったりの運動です。

また、レオンベルガーは雨や雪が大好きな子も多いので、雨の日の散歩はまるで無限ループ。「そろそろ帰ろうか」と言っても聞こえないフリをされるかもしれません。そうなったら、あきらめてとことん付き合ってあげましょう。

レオンベルガーのお迎え方法

ワンちゃんを迎える方法としては主に3つあり、ペットショップでの購入、ブリーダーからの購入、保護犬の里親になるなどが挙げられます。

レオンベルガーは、残念ながら日本のペットショップではなかなか出会うことが出来ません。そのため、基本的にブリーダーさんからの購入か里親になる方法がメインになるので、気になる方は問い合わせてみてくださいね。

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レオンベルガーに関するQ&A

Q
レオンベルガーは日本に何頭いるの?
A

レオンベルガーの平均寿命である8年間を区切りにして、ジャパンケネルクラブへの登録数を調べてみたところ、2017年から2024年の合計登録数は294頭でした。もちろん寿命にも個体差はあるので、おおよその頭数にはなりますが、参考になればと思います。

まとめ

この記事では、存在感抜群の大きな体と、優しい性格で人気のレオンベルガーについて紹介してきました。必要な運動量やお手入れなどを考えると、簡単に飼えるワンちゃんではないでしょう。

しかし、決して飼えないわけではありません。もしこの記事を読んでレオンベルガーを家族に迎えたいと思ったら、ぜひ一度、実際に触れ合ってみてください!レオンベルガーがあなたにとって最高のパートナーとなることを願っています!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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