くしゃっとしたしわのある顔と、つぶらな大きな目。そして、愛嬌たっぷりの困ったような表情が特徴的なパグ。
そんなパグに興味はあるけれど、「性格は?」「かかりやすい病気はある?」「お手入れは大変なの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな疑問に答えていきます。
他にも飼育にかかる費用や飼い方、健康管理のポイントなど、お迎え前に知っておきたい情報が満載なので、ぜひパグとの暮らしをイメージしながら読んでみてくださいね!
パグの基本情報

被毛の特徴とお手入れ方法
パグの被毛はダブルコートで、短くやわらかな触り心地が特徴です。この被毛の短さからお手入れが簡単と思われがちですが、意外と抜け毛が多い犬種として知られています。
特に春と秋の換毛期には抜け毛が普段より増えることや、顔や体にしわが多い分、「思っていたよりお手入れが大変…」と感じる人も多いんです。
そのため、お迎え後に後悔しないように、自宅での被毛ケアについてしっかり知っておきましょう。この記事では、シャンプーとブラッシングに分けて解説していきますね!
①シャンプーについて
パグは皮脂の分泌が多く、体臭が出やすい犬種です。そのため、定期的なシャンプーが必要になります。ただし、洗いすぎは皮膚を乾燥させてしまう原因になるため、月に1回程度で十分です。
また、洗う際は、犬用の低刺激・無香料のシャンプーを使用して洗いましょう。人間用のシャンプーはワンちゃんにとって刺激が強いので避けてくださいね。
そして洗い方ですが、お湯の温度は36~38℃に設定し、下から上へと洗っていきましょう。流すときは汚れや泡を落とすために、上から下へと流してくださいね。
洗い終わった後は、タオルでよく拭きドライヤーで乾かしましょう。特に顔のしわの間には汚れや水分が残りやすいので、よりしっかり乾かしてあげてくださいね。人間用のドライヤーだと温度が高いことがあるので、ペット用のドライヤーを使うのもおすすめですよ!
②ブラッシングについて
パグは抜け毛が多い犬種なので、基本的なブラッシングは、週に2〜3回を目安に行うと良いでしょう。ただし、より抜け毛の増える換毛期には毎日のブラッシングが理想です。
また、使うブラシは、ラバーブラシや獣毛ブラシがおすすめです。ブラッシングの方向は毛の流れに沿って行い、力を入れすぎないように注意してください。
そして、顔のシワの部分は毎日、湿らせたガーゼや専用のウェットティッシュで優しく拭いてあげましょう。汚れを取り除いた後は、乾いた布で水分をしっかり拭き取ることがポイントです。こうした日々のケアで、被毛だけでなく皮膚の健康も守れますよ!
パグの性格

パグはとても人なつっこく、穏やかな性格をしています。そのため、初めてでも飼いやすいと言われています。
一方で、頑固な一面もあり、一度決めたら曲げない意思を見せることもあるんです。ここでは、そんなパグの代表的な性格を3つに分けて紹介していきますね!
- 人が大好きで甘えん坊
- 穏やかでのんびり屋さん
- 頑固でマイペースな一面
①人が大好きで甘えん坊
パグは飼い主が大好きで、いつもそばにいたがる甘えん坊な一面を持っています。膝の上に乗ってきたり、ぴったりとくっついて眠ったりする姿もよく見られます。
家族全員に対して平等に愛情を示すことが多く、子供のいる家庭でも良きパートナーになってくれるはずです。来客に対してもフレンドリーに接することが多く、番犬には向きませんが、誰とでも仲良くなれる社交的な性格なんですよ。
②穏やかでのんびり屋さん
活発な小型犬が多い中、パグは比較的穏やかでのんびりとした性格をしています。もちろん遊ぶことは大好きですが、激しい運動を好むタイプではありません。
どちらかと言えば、ソファでゴロゴロしながら過ごす時間を楽しむような子が多いですね。ですが、いきなり興奮スイッチが入って部屋を爆走することもあるんです。たまに見せるそのギャップは可愛いですが、最初は少しびっくりしてしまうかもしれません。
③頑固でマイペースな一面
愛嬌たっぷりのパグですが、実は少し頑固な一面も持っています。気が向かないときはトレーニングに集中しなかったり、自分のペースを崩されるのを嫌がったりすることも。
しかし、これもパグの個性のひとつで決して反抗的なわけではなく、パグなりの「こだわり」や「哲学」があるからなんです。
この頑固さは無理に指示を通そうとすると強く出やすいので、無理強いせず根気よく付き合うことが大切です。
歴史や起源

パグの歴史はとても古く、紀元前400年頃の古代中国にまで遡ると言われています。当時は中国の皇族や貴族だけが飼うことを許された、まさに高貴な犬だったんです。
特に顔のしわは、中国語の文字に見立てられ、「幸運」や「繁栄」を意味すると考えられていました。そのため、パグは縁起の良い犬として、宮廷の中で大切に守られていたんですね。
16世紀になると、シルクロードや海上貿易を通じて、パグはヨーロッパへ渡ります。オランダの王室でも愛され、オランダ王ウィリアム3世がイギリス王位に就いた際にパグも一緒にイギリスへ。
ヴィクトリア女王もパグの愛好家として知られており、女王の熱心なブリーディングによって、現代のパグの基礎が築かれたとも言われています。
また、犬種名の「パグ」の由来には諸説ありますが、ラテン語で「握りこぶし」を意味する「パグナス」から来ているという説が有力です。これは、パグの頭の形が握りこぶしに似ているためとも言われています。
その後、日本には江戸時代末期から明治時代にかけて伝わりました。当初は珍しい洋犬として扱われましたが、次第にその愛嬌ある表情が親しまれるようになり、現在も高い人気を集めています。
パグの飼育にかかる費用
「パグを飼いたい!」と思ったら飼育費用も気になるところですよね。基本的な初期費用やお迎え後にかかる費用を知って、問題なく飼育できるか確認しておきましょう。
パグの子犬の購入価格
ペットショップ 平均18万円
ブリーダー 平均25万円
マイクロチップ 約1,000円
畜犬登録 約3,000円
最初にそろえる生活品
5万円~7万円ほど
狂犬病予防ワクチン 約3,500円
混合ワクチン 約10,000円
健康診断 約15,000円
フィラリア予防薬 約1,100円
さらに、フードの品質にもよりますが、パグは毎月のフードやおやつなどの消耗品に8,000円ほどかかります。他にも、ケガや病気で急な出費が出る場合もあるので、必ず最後まで面倒を見れるように準備をしてからお迎えをしてくださいね。
かかりやすい病気と対策

パグを飼う前には、どのような病気に注意が必要か知っておくことが大切です。特に命に関わる可能性があるものや、日常生活に影響しやすい病気については、正しい知識を持っておきたいですね。ここでは、パグに多い代表的な2つの病気と、その対策について見ていきましょう。
①壊死性髄膜脳炎
壊死性髄膜脳炎は、パグ脳炎とも呼ばれる深刻な神経系の病気で、脳に炎症が起こり、進行すると命に関わることもあります。
原因ははっきり解明されていませんが、免疫系の異常や遺伝的な要因が関係していると考えられています。また、けいれんや歩き方がおかしくなる、性格が急に変わるなどがよく見られる症状です。
発症すると急激に状態が悪化するケースもあり、早期発見がとても大切になってきます。現在、完全に防ぐ方法はありませんが、信頼できるブリーダーから迎えることや、異変を感じたらすぐに動物病院を受診することが重要です。
②短頭腫気道症候群
短頭腫気道症候群は、鼻が短い犬種に多く見られる呼吸のトラブルです。生まれつきの骨格や気道の構造が主な原因ですが、肥満になると気道がさらに圧迫され、症状が悪化するので注意が必要です。
症状としては、いびきが大きいことや呼吸が荒い、運動後に苦しそうにするなどがあります。また、肥満を防ぐことが最大の予防策です。それでも症状が重い場合は、外科手術で気道を広げる治療が行われることもあります。
パグの飼い方や育て方

パグと快適に暮らすためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、運動、しつけ、食事、お留守番、そして飼育するうえで知っておきたい注意点まで、順番に見ていきましょう。
①運動不足を防ぐためのケア
パグは激しい運動を必要としませんが、肥満になると体への負担が大きいので、適度な運動は必要です。目安としては、1回20分〜30分程度の散歩を1日2回、無理のないペースで行うのが良いでしょう。
また、暑さにとても弱く、体の構造上熱中症にもかかりやすいので、夏は必ず早朝や夕方など涼しい時間帯を選んでくださいね。一方で寒さにも強くないので、冬場は必要に応じて服を着せるなどの対策も考えておきましょう。
②しつけのポイント
パグは頑固な一面があるため、根気よくしつけることがポイントです。あまり強く叱ると、一気にやる気も信頼も無くなってしまうので、褒めてのばす方が良いですね。
ただし、叱らなければいけない場面もあると思うので、どんな褒め方や叱り方が良いのかも少し見ていきましょう。まず、褒めるときはとにかく大げさなくらいに褒めてあげましょう。「楽しい=またやりたい」と思わせることがコツですね。
そして、叱るときは低い声で短く「ダメ」と言うのがポイント。長々と説教しても理解できませんし、かえって混乱させてしまいます。「なぜダメなのか」よりも「これはダメ」ということを明確に伝えるようにしましょう。
③食事と栄養管理について
パグは食べることが大好きで、食への執着が強い子が多いです。甘えられるとついあげたくなってしまうかもしれませんが、肥満はパグにとって命にかかわることもあるので、飼い主さんがしっかり食事量を管理してあげる必要があります。
子犬期は高タンパク・高カロリーの成長期用フード、成犬期は維持期用フード、シニア期は消化しやすいシニア用フードを選ぶようにしましょう。他にも、犬種に合わせたフードや悩みに合わせたフードも多くあるので、愛犬に合わせて選んであげてくださいね。
また、おやつは一日の食事の10%以内に抑えて、肥満にならないように注意が必要です。そして、食事の与え方も大切ですが、同じくらいに水分補給も大切です。いつでも新鮮な水が飲めるように常に用意しておいてあげてくださいね。
④お留守番の工夫やコツ
甘えん坊なパグは、長時間の留守番があまり得意ではありません。そのため、お留守番にはちょっとした工夫が必要になってきます。
まず、お留守番の時には時間をかけて遊べる知育トイやお気に入りのおもちゃを用意して、退屈しないようにしてあげましょう。他にも、飼い主さんのにおいの付いた服やタオルを用意してあげると安心してくれますよ!
また、温度管理にも注意が必要です。夏場は特に熱中症に気を付けて、エアコンを忘れずにつけておきましょう。一般的にワンちゃんが快適に過ごせる温度は25度前後と言われていますが、普段から愛犬にとっての適温を調べておいてくださいね。
⑤飼育の注意点
パグをお迎えする前に、知っておきたい注意点がいくつかあるので見ていきましょう。
まず、パグは短頭種のため、飛行機に乗れない、または搭乗を制限される可能性があります。理由は、気圧や温度変化によって呼吸に負担がかかるためです。旅行や引っ越しを考える際は、事前に航空会社の規定を確認しておいてくださいね。
また、パグはいびきが大きいことでも知られています。呼吸音や寝息が気になる場合があるため、家族全員が理解しておくことが大切です。
パグに関するQ&A

パグについて調べていると、飼いやすさや性格面で気になる疑問がいくつか出てくると思います。特に初めて犬を飼う方や、他のペットがいる家庭では不安を感じやすいポイントですよね。
ここでは少しでも不安を解消できるように、よくある質問を見ていきましょう。
- 初めて犬を飼う人でも大丈夫?
- どんな人と相性が良い?
- 他のペットとの相性は?
- パグが短命と言われる理由は?
①初めて犬を飼う人でも大丈夫?
はい、パグは初めて犬を飼う方にも比較的向いている犬種です。穏やかで人懐っこい性格、そして小型犬であることから、マンションやアパートでも飼育しやすいんですね。
また、激しい運動を必要とせず、散歩も短時間で十分なため、忙しい方でも飼いやすいでしょう。ただし、病気や暑さ対策など、パグ特有の注意点は理解しておく必要があります。
お迎え前にしっかりと準備しておくことで、初めてでも問題なく飼育できるようになりますよ!
②どんな人と相性が良い?
パグは、家で過ごす時間を大切にしたい人と相性が良いですね。飼い主さんのそばにいることを好むため、在宅時間が長い方には特に向いています。
また、犬とたくさん触れ合いたい、癒やされたいという方にもぴったりです。一方で、長期間家を空けることが多い場合は、少し寂しい思いをさせてしまうかもしれません。ゆったりした暮らしを楽しみたい人におすすめのワンちゃんです。
③他のペットとの相性は?
パグは基本的に穏やかな性格なので、他の犬やペットとも仲良くできる子が多いです。特に子犬のころから一緒に育てると、良い関係を築きやすいですね。
ただし、個体差があるため、最初の顔合わせは慎重に行いましょう。無理に近づけず、少しずつ距離を縮めることが大切です。もし相性が合わなかった場合、部屋を分けるなどの対策はとれるようにしておいてくださいね。
④パグが短命と言われる理由は?
パグが短命と言われることがありますが、必ずしも極端に寿命が短いわけではありません。そう言われる理由の一つは、短頭種特有の呼吸器トラブルや、脳や目の病気が多い点です。
これらの病気が重なると、健康管理が難しくなる場合があります。しかし、適切な体重管理や温度調整、定期的な健康診断を行うことで、寿命を延ばすことは可能です。日々のケアが、パグの健康寿命を大きく左右すると言えますね。
お迎え方法

ワンちゃんを迎える方法としては主に3つあり、ペットショップでの購入、ブリーダーからの購入、保護犬の里親になるなどが挙げられます。
ペットショップやブリーダーからの購入、保護犬を迎える場合など、それぞれの特徴やポイントをしっかり押さえてあなたに合った方法を選びましょう。
ペットショップからお迎えする場合
パグをペットショップからお迎えする場合は、以下のポイントをチェックしておきましょう。
- 親犬の情報(血統や健康状態)を確認できるか
- ショップの衛生管理がしっかりしているか
- 子犬の性格や育ち方を丁寧に説明してくれるか
ただし、ペットショップでは親犬の情報がわかりにくいこともあるので、健康面や遺伝疾患についてしっかり聞いておきましょう!
ブリーダーからお迎えする場合
ブリーダーからお迎えする場合、まずは信頼できるブリーダーを探すことが大切です。信頼できるブリーダーを探すには、「JKC(ジャパンケネルクラブ)」や「ブリーダー直販サイト」を活用するとよいでしょう。
良いブリーダーの選び方
- 衛生管理が行き届いた環境で育てられているか
- 親犬や兄弟犬と一緒に過ごし、適切な社会化がされているか
- 遺伝疾患のリスクを説明してくれるか
また、悪質なブリーダーを避けるために、子犬をすぐに引き渡そうとするブリーダーには注意してくださいね。
保護犬を迎える場合
ペットショップやブリーダーからのお迎え以外に、保護犬の里親になる方法もあります。保護施設や動物愛護団体では、パグを含むさまざまな犬達が新しい家族を待っています。
- 費用が比較的安く、お迎えしやすい
- 成犬の場合、しつけが済んでいることが多い
- 保護犬を迎えることで、新たな命を救える
ただし、過去にトラウマを抱えている子もいるため、十分な理解と愛情をもって迎えることが大切です。「ペットのおうち」や「ハグー」といった保護犬のマッチングサイトを活用すると、相性の良い子を見つけやすいですよ!
お迎え方法まとめ
| お迎え方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ペットショップ | すぐにお迎えできる | 親犬の情報がわかりにくい |
| ブリーダー | 健康管理がしっかりされている | 価格がやや高め |
| 保護犬・里親 | 費用が安く、命を救える | 過去のトラウマがある子もいる |
まとめ
この記事ではパグについて紹介してきました。「自分に飼えるかな?」と迷っていたあなたも、この記事を読んで少しでも飼うイメージが持ててくれたら嬉しいです。
そして、どんなワンちゃんを迎えるにしても、大切なのは飼い始める前にしっかりと準備をすることです。住環境、経済面、時間の確保など、様々な角度から検討してください。そして何より、この子の一生に責任を持つ覚悟があるかどうかが一番大切です。
あなたとパグとの素敵な出会いがありますように!最後までご覧いただきありがとうございました!


