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アイリッシュセッターの特徴、性格、育て方ガイド

犬種
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アイリッシュセッターは、その美しい毛並みと優雅な見た目で多くの人を魅了する犬種です。しかも、見た目だけでなく愛情深い性格や抜群の運動能力など、たくさんの魅力を持ち合わせています。

この記事では、そんなアイリッシュセッターの特徴や飼い方、メリット・デメリットまで徹底解説します。アイリッシュセッターに興味があり、これから飼うことを検討している方に役立つ情報が満載です。

ぜひ、最後までご覧いただき、理想的なパートナー探しの参考にしてくださいね!

アイリッシュセッターの基本情報

  • 名前 アイリッシュセッター
  • 原産国 アイルランド
  • 体重 27~32kg
  • 体高 62~67cm
  • サイズ 大型犬
  • トリミング 必要なし
  • ブラッシング 2~3日に1回 
  • 被毛 シングルコート ロングコート
  • カラー レッド
  • 平均寿命 10~12年

アイリッシュセッターの特徴

アイリッシュセッターの特徴は、なんといってもその美しい被毛とスリムな体型です。被毛は濃い赤褐色で、光沢のある毛並みが際立っています。この毛色は「マホガニーレッド」とも呼ばれています。

また、足が長く、スリムな体型をしており、運動能力が非常に高いです。そのため、鳥猟犬として優れた能力を発揮する犬種としても知られています。そして、特徴的な耳も魅力のひとつです。耳は垂れ下がり、長い被毛で覆われており、優雅な印象を与えます。

アイリッシュセッターの性格

アイリッシュセッターは、明るく社交的な性格で、家族や他のペットとの相性も良い犬種です。特に子どもと一緒にいるのが大好きで、遊び好きな一面があります。そのため、家庭犬として人気が高いです。

また、非常に人懐っこく、初対面の人にもフレンドリーに接することができます。その反面、警戒心があまり強くないため、番犬には向いていません

賢い犬種ですが自由奔放なところもあるので、性格を理解し適切な環境を整えてあげることが、アイリッシュセッターを飼う上でのポイントです。

アイリッシュセッターの歴史や起源

アイリッシュセッターは、アイルランド原産の鳥猟犬で、18世紀ごろに誕生したと言われています。もともとは、猟師が鳥を捕まえる際の補助をするために繁殖された犬種で、その高い嗅覚と迅速な動きが特徴でした。

現在のようなレッドカラーのアイリッシュセッターが普及したのは19世紀後半のことで、それ以前は、白と赤の斑模様が一般的でした。

アイルランドでは、セッターという犬種が猟師のパートナーとして長い間活躍してきましたが、美しい見た目と性格から、次第に家庭犬としても人気が高まりました。現在では、ヨーロッパやアメリカを中心に、ペットとしても広く愛されています。

アイリッシュセッターの飼い方と育て方

アイリッシュセッターを健康で幸せに育てるためには、適切なケアと環境を整えることが大切です。ここでは、運動、しつけ、被毛の手入れ、そして健康管理について詳しく解説します。

運動不足を防ぐためのケア

アイリッシュセッターは、とても活発でエネルギッシュな犬種なので日々の運動が欠かせません。1日に1〜2時間以上、散歩や運動をさせてあげないと、家の中を「フルスピードでダッシュ」してしまうかも…。

広い場所で思いっきり走らせるのが一番!公園やドッグランでフリスビーやボール遊びをして、体力を使わせつつストレスも発散させてあげましょう。

もし運動が足りないと、アイリッシュセッターは退屈して問題行動を起こしやすくなります。特に家具を噛んだりすることがあるため、注意が必要です。

日々の散歩に加えて、知育トイやおもちゃを活用するのも良い方法です。一緒に楽しい時間を過ごしながら、運動不足を防ぎましょう!

しつけのポイントとコツ

アイリッシュセッターは賢い犬種ですが、自由奔放な一面があるため、しつけは早い段階から始めるのが重要です。

子犬の頃から楽しくポジティブに学ばせるのがポイントで、褒めたりおやつを使ったりして、ちょっとしたご褒美タイムを取り入れながらおこなうと効果的ですよ!また、家族全員で同じルールを徹底して、犬が混乱しないように気を付けましょう。

さらに、アイリッシュセッターは人や他の犬と遊ぶのも大好き!人や他のワンちゃんと触れ合う機会を増やして、社会性を身につけるとよりグッドです!

被毛の手入れ方法と頻度

アイリッシュセッター

アイリッシュセッターは基本的にトリミングの必要はありませんが、定期的なシャンプーとブラッシングが必要です。

シングルコートなので、ダブルコートのワンちゃんよりは抜け毛が少ないですが、長毛種なのである程度の抜け毛は覚悟しておきましょう。

また、耳の被毛も長いため、汚れがたまりやすいです。定期的に耳掃除を行い、清潔な状態を保つようにしてあげてくださいね。

シャンプーについて

シャンプーは2~4週間に1回を目安におこないましょう。使用するシャンプーは必ず犬用のシャンプーを使用してくださいね。人間用のシャンプーはワンちゃんにとって刺激が強いので使わないようにしましょう。

シャンプーの手順
  1. 耳に水が入らないか心配な場合は耳栓をする
  2. 脚→体→顔の順番で下のほうから濡らしていく
    この時、水が耳や鼻に入らないように、シャワーヘッドを優しく地肌に当ててあげましょう。
  3. 犬用シャンプーをしっかり泡立ててから洗っていく
  4. 顔→体→脚と上から下へシャンプーを流していく
    この時も、シャワーヘッドを優しく地肌に当てながら流していきます。
  5. タオルで拭いてドライヤーで乾かす

ブラッシングについて

アイリッシュセッターのブラッシングは、2~3日に1回ほどおこないましょう。ロングコートで毛が絡まりやすいので、丁寧なブラッシングで被毛の健康を保つことが大切です。必要な道具や手順は、以下を参考にしてみてくださいね。

ブラッシングの手順
  1. ピンブラシとスリッカーブラシ、コーム、毛玉取りスプレー(必要に応じて)を用意する
  2. ピンブラシで全体の毛玉や絡まりをほぐす
    上手くほぐせない場合は毛玉取りスプレーを使いましょう
  3. スリッカーブラシで全体の抜け毛を取り除く
  4. コームで細かい部分の仕上げや絡まりが残っていないかチェック

かかりやすい病気と対策

アイリッシュセッターを迎える前に、どのような病気に注意が必要か知っておきたいですよね。かかりやすい病気と対策を知って、いざというときに落ち着いて対応できるようにしておきましょう。

アイリッシュセッターのかかりやすい病気
  • 皮膚疾患
  • 眼疾患
  • 胃捻転

それぞれの詳しい症状と対策はこの後解説していきますね!

皮膚疾患

犬の皮膚疾患は原因の特定が難しく、治るまでに時間がかかってしまう場合があります。
気になる症状が出ていたら、一度動物病院で診てもらうようにしましょう。

注意してほしい症状
  • 体をよく掻いている
  • 皮膚が赤くなったり腫れたりしている
  • 脱毛や毛並みの変化
  • 皮膚の乾燥
  • 湿疹が出ている

お家で出来る対策としては、適切なブラッシングやシャンプーなど外側からのケアと、食事で内側からケアする方法があります。
他には、サプリメントで不足しがちな栄養を補うのもおすすめですよ!

眼疾患

犬の眼疾患には、アレルギーや被毛が目に入って傷ついてしまうなど様々な原因があります。注意してほしい症状は以下にまとめておきますね。

注意してほしい症状
  • 目の赤身や充血
  • 過剰な涙分泌や目やに
  • 目の曇りや白濁
  • 光に対する過敏反応
  • 目をこすっていたり視力の低下がみられる

対策としては、定期的な目のチェックやケア、顔回りの毛を整えるなどが大切です。

胃捻転

胃捻転は犬の胃が異常に膨張し、ねじれることで血液が遮断される危険な疾患です。特に大型犬や胸の深い犬種に発症するリスクが高いと言われています。

放置すると命にかかわる危険な疾患なので、以下の症状が出ていたらすぐに動物病院へ連れて行ってください。

注意してほしい症状
  • お腹が膨らんで見える
  • 吐き気を示すが何も出てこない
  • 呼吸が浅く苦しそうにしている
  • 血が回らないため、歯茎が青白くなっている

胃捻転の原因は完全に解明されているわけではありませんが、一度に大量の食事をしたり大量の水を飲んだり、ストレスをためているなどが原因の一因ではないかと言われています。

そのため、食事を数回に分ける、ストレスを発散させるなどの対策が必要です。

アイリッシュセッターを迎える前に知っておきたいこと

アイリッシュセッターを家族に迎える前に、しっかりと知識を付けて準備を整えておく必要があります。

ここでは、初心者でも飼えるのか、飼育にかかる費用、お迎え方法について詳しく解説します。ぜひ、準備の参考にしてくださいね。

初心者でも飼える?適正チェック!

アイリッシュセッターは「フレンドリーで飼いやすい」と言いたいところですが、初めて犬を飼う人には少しハードルが高い場合もあります。

その理由は、運動量の多さとしつけの必要性です。毎日の運動や遊びが欠かせないため、飼い主がしっかり時間を確保できるかが重要です。

また、賢い犬種なので、しつけがしやすい一方で、一貫性のない対応をすると混乱することがあります。そのため、犬の扱いに慣れていない場合は少し苦労するかもしれません。

初心者でも飼えるようにするためには、専門家のアドバイスを受けたり、ドッグトレーナーに相談することをおすすめします。しっかりと準備ができれば初心者でも飼える犬種ですが、愛情と根気が必要なことは頭に入れておきましょう。

飼育に必要な環境や準備

アイリッシュセッターは活発な犬種なので、広いスペースが必要です。そのため、庭付きの一戸建てや広めのリビングを持つ家庭が向いています。

また、室内ではケージやベッドを用意してあげましょう。落ち着けるスペースを作ることで、安心して過ごしてくれるようになりますよ。

そして、外出時には必ずハーネスやリードを装着しましょう。活発なアイリッシュセッターがすぐに外したり壊したりしないように、しっかりとした素材のものを選ぶのがおすすめです!

アイリッシュセッターの飼育にかかる費用

「アイリッシュセッターを飼いたい!」と思ったら、飼育費用も気になるところですよね。基本的な初期費用やお迎え後にかかる費用を知って、問題なく飼育できるか確認しておきましょう。

初期費用
  • アイリッシュセッターの子犬の購入費用 平均20万円ほど
  • マイクロチップ 約1,000円
  • 畜犬登録 約3,000円
  • 最初にそろえる生活品 5万円~7万円ほど
  • サークル
  • クレート
  • トイレ
  • ペットシーツ
  • 首輪やリード
  • 食器類
  • お手入れ用品
  • おもちゃなど
予防関連
  • 狂犬病予防ワクチン 約3,500円
  • 混合ワクチン 約10,000円
  • 健康診断 約15,000円
  • フィラリア予防薬 約1800円

さらに、アイリッシュセッターは毎月のフードやおやつなどの消耗品に15,000円ほどかかります。他にも、ケガや病気で急な出費が出る場合もあるので、必ず最後まで面倒を見れるように準備をしてからお迎えをしてくださいね。

アイリッシュセッターのお迎え方法

ワンちゃんを迎える方法としては主に3つあり、ペットショップでの購入、ブリーダーからの購入、保護犬の里親になるなどが挙げられます。

アイリッシュセッターは、残念ながら日本のペットショップではなかなか出会うことが出来ません。そのため、基本的にブリーダーさんからの購入か里親になる方法がメインになるので、気になる方は問い合わせてみてくださいね。

みんなのブリーダー ハグー

アイリッシュセッターに向いている人、向いていない人

アイリッシュセッターは魅力いっぱいの犬種ですが、飼うには向き不向きがあります。ここでは、どんな人に向いていて、どんな人には向いていないのかをまとめてみました!

向いている人
  • アクティブで運動が好き
  • 犬との時間をしっかりとれる
向いていない人
  • 忙しくて時間があまりとれない
  • 運動やしつけに自信が無い

アイリッシュセッターに向いているのは、とにかくアクティブな人!毎日の散歩はもちろん、一緒にアウトドアを楽しむのが好きな人には最高の相棒になります。

それから、犬とたっぷり時間を共有できる人にもピッタリ。フレンドリーな性格なので、一緒に過ごす時間が増えるほど信頼関係が深まりますよ。

逆に、忙しくて犬のお世話にあまり時間を割けない人には向いていないかもしれません。運動不足やストレスで問題行動を起こしやすくなってしまいます。

また、一貫性のあるしつけが必要な犬種なので、犬を育てるのにあまり自信がない人は少し大変かもしれません。ただし、トレーナーに相談するなどのサポートがあれば、しっかり飼えるようになります!

アイリッシュセッターを迎える前に、自分の生活スタイルや性格とマッチするかをじっくり考えてみてくださいね。

アイリッシュセッターに関するQ&A

アイリッシュセッターを飼おうかな?と考えている人が気になるポイントをQ&A形式でまとめました。疑問解決の役に立てば嬉しいです!

Q
アイリッシュセッターは子どもと一緒に飼える?
A

アイリッシュセッターは子どもと一緒に飼うのに向いています。フレンドリーで優しい性格なので、子どもたちともすぐに仲良くなれますよ。

ただし、子どもが小さいうちは、犬の活発さでうっかりぶつかったりすることもあるので、最初は見守りながら慣れさせていくのがおすすめです。

Q
アイリッシュセッターはアパートでも飼えるの?
A

アイリッシュセッターは大型犬なので、基本的には一戸建てのような広いスペースが向いています。ただし、十分な運動と遊び時間を確保できれば、アパートでも飼うことは可能です。

また、近隣の方に配慮して、無駄吠えや部屋で暴れることのないようにしつけをすることも重要です。飼う前に必ず大家さんにも確認してくださいね。

Q
食事で気を付けることは?
A

アイリッシュセッターは活発な犬種なので、栄養バランスの良い高品質なフードを選ぶことが大切です。

食事は1日2回に分けて与えるのが基本ですが、胃捻転を予防するために食後すぐに運動させないように注意してください。

また、体重管理も重要です。肥満になると股関節形成不全のリスクが高まるので、適量を守りつつ定期的に体重をチェックしましょう。おやつも与えすぎないようにしてくださいね。

まとめ

アイリッシュセッターは、美しい外見とフレンドリーな性格で多くの人を魅了する犬種です。ただし、運動量の多さやしつけの必要性など、飼う上でのポイントをしっかり理解しておくことが大切です。

アイリッシュセッターを迎えることで、アクティブで楽しい生活がスタートすること間違いなし!一緒にアウトドアや運動を楽しみたい飼い主さんにはぴったりのワンちゃんです。

アイリッシュセッターがあなたにとって最高のパートナーとなることを願っています!最後までご覧いただきありがとうございました!

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