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シェットランドシープドッグを飼う前に知っておきたい!性格や飼い方、気になる値段まで徹底解説

犬種
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シェルティの愛称でも親しまれているシェットランドシープドッグ。実際にどんな性格なのか、どんなお手入れが必要なのか気になる方も多いですよね。

「子供や他のペットとの相性はどうだろう?」「飼育にかかる費用はどのくらい?」こういった疑問にも答えます。

この記事では、見た目の特徴や歴史、性格、日々のケア、さらに健康面まで、シェルティと暮らすための大切なポイントをぎゅっと詰め込みました。

シェットランドシープドッグをもっと知りたいと思っているあなたにぴったりの内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください!

シェットランドシープドッグの基本情報

シェットランドシープドッグ
シェルティ
  • 名前 シェットランドシープドッグ(シェルティ)
  • 原産国 イギリス
  • 体重 6~7kg
  • 体高 33~41cm
  • サイズ 小型犬(10kgを超えると中型犬に分類される可能性有り)
  • 毛色 セーブル&ホワイト、トライカラー、ブルーマール、ブラック&ホワイト、ブラック&タン
  • 平均寿命 12~13年

シェットランドシープドッグの見た目の特徴

シェットランドシープドッグは、ふわっとした毛並みと上品な雰囲気をまとった、とても愛らしい姿が魅力です。

すらりとした顔立ちに加え、瞳がとても優しいので、初めて見る人にも「賢そう」「やさしそう」と感じさせる雰囲気を持っています。

また、体高はおよそ33〜41cmほどで、小型犬として扱われますが、実際にはふんわりした被毛のおかげで、ひと回り大きく見えることも多いんです。大きさによっては中型犬に分類されることもありますね。

さらに、耳は半分だけ折れた「先折れ耳」が特徴で、この表情がシェルティ好きにはたまらないポイントです。

被毛の特徴とお手入れ方法

シェットランドシープドッグの被毛はダブルコートで、外側は水や風をはじくしっかりした長毛、内側には暖かさを保つ柔らかいアンダーコートを持っています。

ダブルコートの場合、春と秋に換毛期があるので抜け毛対策としてもブラッシングがとても大切です。ここからは、シャンプーとブラッシングに分けてお話ししていきますね。

①シャンプーについて

シェルティーのシャンプーは、月に1回程度がちょうど良いと言われています。あまり頻度を上げすぎると皮膚の油分が落ちてしまい、かえって乾燥しやすくなってしまうことがあるんです。

そして、シャンプーのときは、まず毛の中までしっかりとお湯を浸透させるように、ゆっくり時間をかけて濡らしてあげるのがポイントになります。お湯の温度は36~38℃に設定しておきましょう。

また、泡立てたシャンプーを指の腹で優しく動かしながら洗うと、皮膚への負担が少なくなります。すすぎ忘れは皮膚トラブルにつながるため、念入りに流すくらいが安心ですね。

最後はタオルドライのあとに、ドライヤーで乾かしましょう。人間用のドライヤーだと温度が高すぎることがあるので、ワンちゃん用のドライヤーを使うのもおすすめです。

②ブラッシングについて

ブラッシングは、シェルティのお手入れの中でも特に大事なケアになります。ダブルコートの犬種は毛が絡まりやすく、ほうっておくと毛玉になりやすいため、少なくとも週3〜4回はブラシをしてあげたいところですね。

ブラッシングをする時は、まずスリッカーブラシで抜け毛と毛玉を優しく取り除き、その後にピンブラシで全体を整えるのがおすすめです。特に耳の後ろ、脇の下、内股、尻尾などの摩擦が多い部分は念入りにおこないましょう。

シャンプーやブラッシングは、被毛だけでなくワンちゃんの皮膚を守るために大切なお手入れなので、しっかりとおこなってあげてくださいね。

シェットランドシープドッグの性格

シェットランドシープドッグは、見た目の優しさそのままに、とても穏やかで賢い性格をしています。

牧羊犬として活躍してきた犬種なので、指示を理解したり、状況を読み取ったりするのが本当に上手なんです。今回はそんなシェルティの性格の特徴を4つに分けて紹介していきますね!

  1. 賢く理解力が高い
  2. 警戒心が強め
  3. 家族への愛情が深い
  4. 繊細で優しい気質

①賢く理解力が高い

シェットランドシープドッグは、日本でも「賢い犬」としてよく知られています。

牧羊犬として働いていた背景があり、状況判断や人の指示を理解する力が自然と備わっているためなんですね。しつけの吸収が早いので、初心者の方でも比較的飼いやすく、毎日のコミュニケーションも楽しくなります。

実際、アメリカの心理学者スタンレー・コレンの知能ランキングでは、シェルティは常に上位に入っています。

②警戒心が強め

シェットランドシープドッグは、とても忠実で慎重な性格も持っています。もともと家畜が畑に入らないように吠えて知らせる役目があったため、見知らぬ人や物音に気づきやすい傾向があるんですね。

この警戒心は番犬として心強い部分ですが、来客に対して吠えすぎてしまう場合は、少しずつ慣らしてあげることが大切です。落ち着いて接すると、犬も「大丈夫なんだ」と理解しやすくなりますよ。

警戒心といっても攻撃的なわけではなく、慎重に観察して判断する性格なので、環境に慣れれば、穏やかな一面がしっかり表れてきます。

③家族への愛情が深い

とても愛情深く、家族が大好きなところもシェルティの魅力のひとつです。飼い主の行動をよく観察して、そっと後ろをついてきたり、気持ちを察して寄り添ってくれることも。

家の中にいるときも、家族がそばにいるだけで満足してくれる姿がなんとも可愛いんです。ただし、甘えん坊な面があるため、長時間のお留守番は苦手な子もいます。お留守番のコツについては、この記事でも後で紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

④繊細で優しい気質

シェットランドシープドッグは、明るく穏やかな一方で、とても繊細な心を持っています。

大きな声や急な環境の変化に敏感な子も多いので、優しく声をかけてあげると安心しやすいです。ストレスを感じると行動にあらわれることもあるため、リラックスできる環境づくりが大切ですね。

ゆったり過ごす時間を大切にしてあげると、シェルティの持ち前の優しさがさらに際立ちます。心の細やかさは、シェルティの魅力のひとつといえますね。

シェットランドシープドッグの歴史や起源

シェットランドシープドッグは、スコットランド北方のシェットランド諸島で生まれた犬種です。

島は風が強く、気温も低く、食べ物も豊富ではなかったため、小柄で丈夫な犬が求められていました。そんな環境の中で、もともと島にいたスピッツ系の犬に、ボーダーコリーやサモエド、ラフコリー、ポメラニアンなどが交配されていったと言われています。

その結果、牧羊に向きながらも小型で動きの良い犬が生まれ、これが現在のシェットランドシープドッグの原型になっていったんですね。

そんなシェルティの役割は、羊たちが牧草地の外に出て、畑や作物を荒らさないように見張ることでした。そのため、シェルティは遠くの変化にもすぐ気づき、吠えて知らせる警戒の仕事がとても上手だったと言われています。

1900年代に入ると、島の外にも広まり、イギリスで「シェットランド・コリー」として登録されましたが、長年愛されてきたコリー種と混同されないように、のちに「シェットランドシープドッグ」という名前に落ち着きました。

飼育にかかる費用

「シェットランドシープドッグを飼いたい!」と思ったら飼育費用も気になるところですよね。基本的な初期費用やお迎え後にかかる費用を知って、問題なく飼育できるか確認しておきましょう。

初期費用

シェットランドシープドッグの子犬の購入価格 
ペットショップ 平均25万円
ブリーダー   平均30万円
マイクロチップ 約1,000円
畜犬登録 約3,000円
最初にそろえる生活品 
5万円~7万円ほど

  • サークル
  • クレート
  • トイレ
  • ペットシーツ
  • 首輪やリード
  • 食器類
  • お手入れ用品
  • おもちゃなど
予防関連

狂犬病予防ワクチン 約3,500円
混合ワクチン 約10,000円
健康診断 約15,000円
フィラリア予防薬 約1,100円

さらに、フードの品質にもよりますが、シェットランドシープドッグは毎月のフードやおやつなどの消耗品に8,000円ほどかかります。他にも、ケガや病気で急な出費が出る場合もあるので、必ず最後まで面倒を見れるように準備をしてからお迎えをしてくださいね。

かかりやすい病気と対策

シェルティを飼う前には、どのような病気に注意が必要か知っておくことが大切です。かかりやすい病気と対策を知って、いざというときに落ち着いて対応出来るようにしておきましょう。

今回はシェルティが特にリスクを持ちやすい「コリー眼異常(コリーアイ)」と「甲状腺機能低下症」についてまとめました。この後ひとつずつ詳しく解説していきますね。

①コリーアイ(コリー眼異常)

コリーアイは、シェットランドシープドッグやコリーなどに多い遺伝性の眼疾患です。眼の発達の一部がうまく進まないことで起こる症状で、生まれつき持っているケースが多いと言われています。

● 原因
コリーアイは遺伝性の病気で、親から受け継いだ遺伝子が影響します。

● 主な症状
・視力が落ちる
・眼底の異常(獣医による検査で判明)
・進行すると網膜剥離が起こる可能性

● 予防・対策

コリーアイは遺伝性のため予防はむずかしいですが、定期的な眼科検診がとても大切です。特に子犬の時期の眼科検査は早期発見につながり、その後のケア方針も立てやすくなります。

暗い場所での段差や障害物に気をつけてあげるなど、日常の配慮も安全に暮らすために重要なポイントですね。

②甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンが少なくなることで体の動きがゆっくりになってしまう病気です。シェットランドシープドッグなどの一部犬種で見られることがあり、中高齢期に発症する傾向があります。

● 原因

甲状腺の機能が低下することでホルモン量が不足し、体のバランスが崩れやすい。自己免疫の影響や遺伝要因が関わることもあります。

● 主な症状
・元気がなくなる
・体重が増えやすくなる
・被毛が薄くなる、毛がパサつく
・寒がりになる

● 予防・対策

甲状腺機能低下症は、早期診断がとても大切な病気です。血液検査でホルモン値をチェックできるため、気になる変化があれば早めに獣医さんに相談すると安心ですね。

服薬による治療でコントロールできるケースが多いので、日常生活を普通に過ごせる子もたくさんいます。ストレスを減らし、体調の変化をこまめに見守ってあげましょう。

シェットランドシープドッグの飼い方や育て方

ここでは、シェットランドシープドッグの飼い方や育て方について見ていきましょう。特に、日常生活で大切な「運動」「しつけ」「食事」「お留守番」の4つのテーマに絞って解説していきますね!

  1. 運動不足を防ぐためのケア
  2. しつけのポイント
  3. 食事と栄養管理について
  4. お留守番の工夫やコツ

①運動不足を防ぐためのケア

シェットランドシープドッグの運動不足を防ぐためには、毎日の散歩やドッグランなどでの運動が大切です。

毎日の散歩は朝晩2回、各30分〜1時間程度を目安に、余裕があればドッグランでボール遊びやフリスビーなどの軽いスポーツを取り入れるのもおすすめです。

また、頭を使う知育遊びも相性が良く、体力だけでなく思考の刺激やストレス解消にも役立ちます。室内でも遊べる知育おもちゃがひとつあるとより良いですね!

②しつけのポイント

シェットランドシープドッグはとても賢く、しつけの吸収も早い犬種です。まずは「おすわり」や「まて」などの基本コマンドから始めてみましょう。

また、吠えやすい性質を持つため、吠え癖がつかないように子犬の頃から来客や物音に慣らしていくと良いですね!

そして叱り方や褒め方も大事で、叱るときは低い声で短く「ダメ!」とだけ伝え、褒めるときは大げさなくらいに褒めましょう。

「悪いことはダメ!」を理解させるために叱る必要はありますが、出来ない=「叱る」必要はまったくありません。「基本は褒める」をベースに信頼関係を築きながら、根気よくしつけをおこなっていきましょう。

③食事と栄養管理について

シェットランドシープドッグの食事は、ライフステージに応じた栄養バランスが大切です。子犬期は高タンパク・高カロリーの成長期用フード、成犬期は維持期用フード、シニア期は消化しやすいシニア用フードを選ぶようにしましょう。

他にも、犬種に合わせたフードや悩みに合わせたフードも多くあるので、愛犬に合わせて選んであげてくださいね。

また、おやつは一日の食事の10%以内に抑えて、肥満にならないように注意が必要です。そして、食事の与え方も大切ですが、同じくらいに水分補給も大切です。いつでも新鮮な水が飲めるように常に用意しておいてあげてくださいね。

このように、愛犬の体質や年齢などに合わせて、上手くフードを切り替えながら栄養管理をしていきましょう。

④お留守番の工夫やコツ

シェットランドシープドッグは家族への愛情が深く、お留守番が苦手な子も少なくありません。けれど、ちょっとした工夫で安心して過ごせるお留守番に近づけることができますよ。

まず、お留守番の時には時間をかけて遊べる知育トイやお気に入りのおもちゃを用意して、退屈しないようにしてあげましょう。他にも、飼い主さんのにおいの付いた服やタオルを用意してあげると安心してくれますよ!

また、温度管理にも注意が必要です。夏場は特に熱中症に気を付けて、エアコンを忘れずにつけておきましょう。一般的にワンちゃんが快適に過ごせる温度は25度前後と言われていますが、普段から愛犬にとっての適温を調べておいてくださいね。

シェットランドシープドッグQ&A

ここでは、シェルティについてよくある質問を見ていきましょう。今回は4つ紹介していきますね!

  1. 初めて犬を飼う人でも大丈夫?
  2. 子供や他のペットとの相性は?
  3. 暑さ、寒さに弱い?
  4. ラフコリーとの違いは?

① 初めて犬を飼う人でも大丈夫?

シェットランドシープドッグは理解力が高く、人に寄り添う気質があるため、初めて犬を迎える方でも育てやすいと言われています。ただし、運動やお手入れにかかる時間が多いため、しっかりと時間を取れることが大切です。

② 子供や他のペットとの相性は?

シェットランドシープドッグは穏やかで優しい性格なので、子供とも仲良く過ごせる子が多いです。

ただし、急な動きや大きな声が苦手な子もいるため、最初はゆっくり距離を縮めると安心できます。他の犬や猫とも比較的良い相性の子が多く、落ち着いた空気の中なら自然と馴染みやすいですね。

③ 暑さ、寒さに弱い?

シェットランドシープドッグはダブルコートのため、寒さには強い体質ですが、暑さには弱い傾向があるため、夏場はエアコンや日陰の確保が欠かせません。

散歩は涼しい時間帯を選び、水分補給をこまめにしてあげると体調を崩しにくくなりますよ。

④ ラフコリーとの違いは?

ラフコリーは大型寄りで体格が大きく、落ち着いた雰囲気を持つ一方、シェルティはやや小柄で軽快な動きを得意とします。

どちらも賢い犬種ですが、シェルティはより繊細で、感情に寄り添うような性格の子が多いですね。サイズ感や日々の散歩量を比較して、自分の生活スタイルに合うほうを選ぶとストレスが少なく暮らせます。

お迎え方法

ワンちゃんを迎える方法としては主に3つあり、ペットショップでの購入、ブリーダーからの購入、保護犬の里親になるなどが挙げられます。

ペットショップやブリーダーからの購入、保護犬を迎える場合など、それぞれの特徴やポイントをしっかり押さえてあなたに合った方法を選びましょう。

ペットショップからお迎えする場合

シェルティをペットショップからお迎えする場合は、以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • 親犬の情報(血統や健康状態)を確認できるか
  • ショップの衛生管理がしっかりしているか
  • 子犬の性格や育ち方を丁寧に説明してくれるか

ただし、ペットショップでは親犬の情報がわかりにくいこともあるので、健康面や遺伝疾患についてしっかり聞いておきましょう!

ブリーダーからお迎えする場合

ブリーダーからお迎えする場合、まずは信頼できるブリーダーを探すことが大切です。信頼できるブリーダーを探すには、「JKC(ジャパンケネルクラブ)」や「ブリーダー直販サイト」を活用するとよいでしょう。

みんなのブリーダー

良いブリーダーの選び方

  • 衛生管理が行き届いた環境で育てられているか
  • 親犬や兄弟犬と一緒に過ごし、適切な社会化がされているか
  • 遺伝疾患のリスクを説明してくれるか

また、悪質なブリーダーを避けるために、子犬をすぐに引き渡そうとするブリーダーには注意してくださいね。

保護犬を迎える場合

ペットショップやブリーダーからのお迎え以外に、保護犬の里親になる方法もあります。保護施設や動物愛護団体では、シェルティを含むさまざまな犬達が新しい家族を待っています。

  • 費用が比較的安く、お迎えしやすい
  • 成犬の場合、しつけが済んでいることが多い
  • 保護犬を迎えることで、新たな命を救える

ただし、過去にトラウマを抱えている子もいるため、十分な理解と愛情をもって迎えることが大切です。「ペットのおうち」や「ハグー」といった保護犬のマッチングサイトを活用すると、相性の良い子を見つけやすいですよ!

ペットのおうち ハグー

お迎え方法まとめ

お迎え方法メリットデメリット
ペットショップすぐにお迎えできる親犬の情報がわかりにくい
ブリーダー健康管理がしっかりされている価格がやや高め
保護犬・里親費用が安く、命を救える過去のトラウマがある子もいる

まとめ

この記事ではシェルティについて紹介してきました。「自分に飼えるかな?」と迷っていたあなたも、この記事を読んで少しでも飼うイメージが持ててくれたら嬉しいです。

どんなワンちゃんを迎えるにしても、大切なのは飼い始める前にしっかりと準備をすることです。住環境、経済面、時間の確保など、様々な角度から検討してください。そして何より、この子の一生に責任を持つ覚悟があるかどうかが一番大切です。

あなたとシェルティとの素敵な出会いがありますように!最後までご覧いただきありがとうございました!

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