小さな見た目で愛らしいオーストラリアンテリア。しかし、小さな見た目からは想像できない程パワフルで魅力的なワンちゃんです。
ぜひ最後までご覧いただき、オーストラリアンテリアの魅力を知っていってください!
オーストラリアンテリアの基本情報
もっと詳しい情報やオーストラリアンテリアの魅力は、この後紹介していきますね!
オーストラリアンテリアの特徴は?
オーストラリアンテリアは、大きめの立ち耳と短いしっぽが魅力的な小型の犬種です。小さいですが、筋肉質で体力があるので、アクティブな方に向いています。
遺伝的な健康問題も少ないので、適切なケアをすれば天寿を全うしてくれますよ!
オーストラリアンテリアの性格は?
オーストラリアンテリアは天真爛漫で活動的な性格で、家族に対して愛情深い一面を持っています。その一方で警戒心が強く他人には慣れにくいので、早めに社会化トレーニングをしてあげましょう。
興奮しすぎると攻撃的になってしまうことがあるので注意が必要ですが、賢い犬種なので普段からコミュニケーションをとって指示を聞くようにしておけば問題ありません。
オーストラリアンテリアの飼いやすさは?
オーストラリアンテリアはフレンドリーな犬で、初心者でもお世話がしやすい犬種です。
賢いのでしつけはしやすく、待てやおすわりなど基本的なコマンドはすぐに覚えてくれるでしょう。
しかし、警戒心が強いので無駄吠えをする場合があります。そのため、無駄吠えを防ぐためのしつけも早めにおこなっておくことが大切です。
オーストラリアンテリアの歴史を知ろう
オーストラリアンテリアは、1880年頃に誕生しました。スコットランドからの移民と共にオーストラリアにやってきた小型のテリアとの交配で生まれたと言われています。
誕生して間もないころは、オーストラリアンシルキーテリアとそっくりで、よく間違えられていました。
しかし、家畜の番やネズミ駆除の作業犬として、シルキー(絹のよう)な被毛は作業の邪魔になるため、スカイテリアとの交配が禁止に。
その結果、被毛が5~6cmと短くなっていったのが現在のオーストラリアンテリアです。
オーストラリアンテリアの毛色や被毛について
オーストラリアンテリアは、魅力的な性格と丈夫な体つきで知られていますが、美しい被毛も見逃せない特徴のひとつです。
詳しい特徴はこの後解説していきますね!
毛色について
オーストラリアンテリアの代表的な毛色は以下の3種類です。
- ブルー&タン
- サンディ
- レッド
それでは1つずつ特徴を見ていきましょう。
ブルー&タン
オーストラリアンテリアの最も一般的な毛色がブルー&タンで、背中と尾の部分が濃いブルーで覆われており、顔、脚、お腹などにタン(淡褐色)のマーキングが入っています。
ブルー&タンの毛色は、日光に当たると輝きを見せることがあり、美しい光沢感が魅力的です。
サンディ
サンディ(砂色)は、温かみのある明るい茶色や金色を含む色で、砂浜を思わせるような美しい毛色です。サンディはオーストラリアンテリアの性格にも反映されるかのように、温和で落ち着いた印象を与えます。
サンディーの毛色は柔らかい色合いが魅力的で、オーストラリアンテリアの愛らしさが際立ちます。
レッド
レッドの毛色は、その名の通り鮮やかな赤褐色です。また、レッドは他の毛色と比べて目立ちやすく、非常に印象的です。
レッドの毛色のオーストラリアンテリアは、エネルギッシュな性格と相まって、可愛いだけじゃなく非常に力強い印象があり魅力的な毛色です。
被毛について
オーストラリアンテリアの毛はダブルコートで、ワイヤー状の硬いトップコートと柔らかいアンダーコートから成り立っています。そのおかげで、様々な環境に適応しやすいという特徴があります。
オーストラリアンテリアの被毛のお手入れはそこまで難しくないですが、定期的なトリミングとブラッシングは必要になるので、この後紹介するお手入れの方法でケアをしてあげてくださいね!
トリミングとブラッシングについて
ここでは、オーストラリアンテリアの被毛のお手入れについて解説していきます。
オーストラリアンテリアは、本来トリミングの必要ないダブルコートの犬種ですが、被毛の伸び具合によっては整える程度に2~3か月に1度トリミングを行っても良いでしょう。その際、切りすぎてしまうとトラブルの原因になるので、信頼できるトリマーさんにお願いするようにしてくださいね。
ブラッシング方法は被毛のタイプによって変わりますが、オーストラリアンテリアの場合、柔らかいアンダーコートの上にワイヤー状のトップコートがあります。
そこで、まずはラバーブラシを使ってマッサージしながら被毛をとかしていきます。その後、毛流れに沿ってコームを使い不要な毛をとってあげましょう。最後に獣毛ブラシでブラッシングしたら終了です。
オーストラリアンテリアのブラッシングは毎日おこなってあげると良いですね!
オーストラリアンテリアのなりやすい病気と対策
オーストラリアンテリアのなりやすいと言われている病気は以下の4つです。
- 皮膚疾患
- レッグ・ペルテス病
- 膝蓋骨脱臼
- 糖尿病
それぞれの症状と対策はこの後解説していきますね!
皮膚疾患
犬の皮膚疾患は原因の特定が難しく、治るまでに時間がかかってしまう場合があります。
気になる症状が出ていたら、一度動物病院で診てもらうようにしましょう。
お家で出来る対策としては、適切なブラッシングやシャンプーなど外側からのケアと、食事で内側からケアする方法があります。
他にも、サプリメントで不足しがちな栄養を補うのもおすすめですよ!
レッグ・ペルテス病
レッグ・ペルテス病は、股関節の球状部分である大腿骨頭が血行不良により壊死する病気です。
特に3ヵ月から1歳前後の若い小型犬の発症率が高いと言われています。
残念ながら予防する術はないですが、早期発見と適切な治療で、しっかり歩けるまでの回復に期待ができるので、以下の注意してほしい症状を見逃さないようにしましょう。
以上の症状はレッグペルテス病だけの症状ではないですが、少しでも普段と違う様子が見られたら、早めに獣医師さんに相談するようにしてくださいね。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼(パテラ脱臼)は、膝の皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れている状態で、特に小型犬に多く見られます。膝蓋骨脱臼の注意してほしい症状は以下の3つです。
上記の症状が見られたら、早めに病院へ連れていきましょう。また、予防として適度な運動での筋力強化と適正体重の維持で関節への負担を軽減することが大切です。
糖尿病
犬の糖尿病は、インスリンの分泌量が不足するか、インスリンに対する体の反応が低下することで血糖値が高くなる病気です。糖尿病では以下の3つの症状に注意しましょう。
糖尿病は血液検査や尿検査で調べられるので、気になる症状が出たら早めの検査をおすすめします。
また、予防として定期的な健康チェックと体重の管理が大切です。
オーストラリアンテリアの運動量について
オーストラリアンテリアは、1日に最低30分は散歩が必要です。運動不足はストレスの原因にもなりますので、散歩のほかにも公園やドッグランなどで遊んであげるとよいですね。
また、ネズミ駆除をしていた名残からか、ボール遊びや動くおもちゃで遊ぶと狩猟本能が目覚めることも。
オーストラリアンテリアは探索が好きなので、帰り道のルートを少し変えてあげても喜びますよ!
オーストラリアンテリアのまとめ
この記事では、オーストラリアンテリアに関する情報を紹介してきました。小さな体で魅力いっぱいのオーストラリアンテリアについて以下にまとめておきますね!
- 平均寿命は12~15歳
- 1日最低30分以上は運動が必要
- 遺伝問題が少なく丈夫な犬種
- 賢いので初心者でもお世話がしやすい
- ブラッシングは毎日が理想
最後までご覧いただきありがとうございました!
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