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コーイケルホンディエの特徴や性格、飼い方のポイントまで徹底解説

犬種
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美しい見た目と優しい性格で人気のコーイケルホンディエ。野球選手の大谷翔平が飼っていることでも注目を集めたワンちゃんです。

この記事では、「初心者でも飼える?」「性格はどんな感じ?」「抜け毛やしつけは大丈夫かな…」といった疑問にも答えていきます。

特徴から性格、飼い方、かかりやすい病気や対策まで、コーイケルホンディエについて、たっぷり解説していくのでぜひ最後までご覧ください!

コーイケルホンディエの基本情報

  • 名前 コーイケルホンディエ
  • 原産国 オランダ
  • 体重 9~11kg
  • 体高 35~41cm
  • サイズ 中型犬
  • トリミング 必要なし
  • ブラッシング 2~3日に1回
  • カラー ホワイト&オレンジレッド
  • 平均寿命 12~15年

見た目の特徴

コーイケルホンディエは、とても優雅で可愛らしい見た目をしています。小型犬に近い中型犬で、しっかりした体つきながらスラリとした体型が特徴的です。

特に目を引くのがふわふわとした長めの耳毛で、毛先に行くにつれて黒い毛が混じっていきます。また、目はアーモンド型で鼻は黒く、口元はきゅっと引き締まっていて、口を開けた時の笑顔がとても可愛らしいワンちゃんです。

被毛の特徴

コーイケルホンディエの被毛は、ダブルコートで、アンダーコートとオーバーコートの二層構造になっています。

表面の毛はやわらかく絹のようにしなやかで、内側の毛はふんわりとした密度の高い毛に覆われているのが特徴です。

また、春と秋には換毛期があり、この時期は普段よりも毛がよく抜けるため、丁寧なブラッシングが大切です。

そして、カラーは白をベースに、オレンジや赤みのある茶色が入っている子が多く、模様の入り方で個性が楽しめます。

コーイケルホンディエの性格

コーイケルホンディエの性格は、一言で言うと優しいしっかり者。とてもフレンドリーで家族への愛情が深く、誰とでも仲良くできる性格です。

また、頭が良く指示を理解するのも早いので、しつけがしやすいところも人気のポイントです。

ただし、感受性が豊かで、怒られるとしょんぼりしてしまうデリケートさも持っているので、優しく接してあげましょう。子供とも仲良くできるので、家庭犬としてもとても優秀ですよ!

歴史や起源

コーイケルホンディエの歴史は、16世紀のオランダにさかのぼります。当時、コーイケルホンディエは水辺の猟で大活躍していて、特にカモ猟の相棒として重宝されていました。

ちなみに、コイケルとはオランダ語で「カモ猟」、ホンディエは「犬」を意味することが、名前の由来だと言われています。

そんなコーイケルホンディエですが、時代とともに猟の文化が減っていき、頭数が激減してしまいました。その結果、なんと第二次世界大戦後には、世界にわずか25頭しか残っていなかったという記録もあります。

しかし、1939年にバロネスという女性によって、コーイケルホンディエの繁殖に成功し、絶滅の危機を逃れました。彼女の努力が実を結び、現在でもコーイケルホンディエと出会えているんですね!

また、コーイケルホンディエが日本に初めて輸入されたのは1999年で、愛情深い性格と愛らしい姿に魅了される人が増え、少しずつ日本国内でも注目されるようになっています。

飼い方と育て方

コーイケルホンディエは、初心者でも比較的飼いやすい犬種です。活発さと穏やかさをあわせ持っていて、生活リズムにも合わせやすいのがポイント。

ただし、感受性が高く繊細なので、丁寧な接し方が求められます。ここでは運動やしつけ、被毛のお手入れについて見ていきましょう!

①運動不足を防ぐためのケア

コーイケルホンディエはエネルギッシュな犬種で、「運動?大好き!もっとやりたい!」というくらいの運動量が必要です。一日最低でも1時間の散歩、できればそれ以上の運動時間を確保しましょう。

運動不足だと、ストレスや問題行動の原因にもなってしまいます。「暇だなぁ…」と思ったワンちゃんは、家具を噛んだり、無駄吠えしたりすることも。

また、運動には散歩だけでなく、フリスビーやボール遊び、ドッグスポーツなども効果的です。特にコーイケルホンディエはアジリティやフライボールなどの競技が大の得意!知性と運動神経を同時に刺激できる活動がおすすめです。

②しつけのポイントとコツ

コーイケルホンディエはとても賢いので、しつけはしやすいワンちゃんです。ただ、感情に敏感な一面もあるので、怒鳴ったり無視したりするのは逆効果。褒めて伸ばす!がとても効果的です。

最初は基本的なコマンド(お座り、待て、伏せ)から始めましょう。また、子犬の頃からの社会化も重要です。色々な人や環境に慣れさせることで、問題行動のリスクも減らせますよ!

そして、最初にお伝えした通り、しつけの際は必ず褒めることを忘れないようにしましょう!「よくできたね!」という言葉や、おやつでの報酬はコーイケルホンディエのやる気を引き出してくれますよ。

③被毛のお手入れ方法と頻度

コーイケルホンディエは、基本的にトリミングの必要はありませんが、2~3日に1回のブラッシングと月に1回ほどのシャンプーが必要です。

ブラッシングやシャンプーの手順についてはこの後解説していきますね!

シャンプーについて

最初はシャンプーについて解説していきます。まず、使用するシャンプーは必ず犬用のシャンプーを使用しましょう。人間用のシャンプーはワンちゃんにとって刺激が強いので避けてくださいね。

シャンプーの手順
  1. 耳に水が入らないか心配な場合は耳栓をする
  2. 脚→体→顔の順番で下のほうから濡らしていく
    この時、水が耳や鼻に入らないように、シャワーヘッドを優しく地肌に当ててあげましょう。
  3. 犬用シャンプーをしっかり泡立ててから洗っていく
  4. 顔→体→脚と上から下へシャンプーを流していく
    この時も、シャワーヘッドを優しく地肌に当てながら流していきます。
  5. タオルで拭いてドライヤーで乾かす

ブラッシングについて

シャンプーの次はブラッシングについて見ていきましょう。コーイケルホンディエのブラッシングの頻度は基本的に2~3日に1回で大丈夫ですが、春と秋の換毛期は抜け毛が増えるので毎日のブラッシングをおすすめします。

ブラッシングの手順
  1. ピンブラシ、スリッカーブラシ、コームを用意する
  2. ピンブラシで毛流れに沿って全体をブラッシング
  3. スリッカーブラシで毛玉やもつれをほぐしていく
    毛玉の絡まりが強い時は、無理に引っ張らず毛玉の先の方から少しずつほぐしましょう
  4. コームで細かい部分や全体の仕上げをする

シャンプーやブラッシングは、被毛だけでなくワンちゃんの皮膚を守るために大切なお手入れなので、しっかりとおこなってあげてくださいね。

コーイケルホンディエのかかりやすい病気と対策

コーイケルホンディエは比較的健康的な犬種ですが、遺伝性の病気に注意が必要です。以下にかかりやすい病気と症状、対策をまとめました。

コーイケルホンディエのかかりやすい病気
  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)
  • 外耳炎
  • フォン・ヴィレブランド病
  • 遺伝性壊死性脊髄症(ENM)

それではひとつずつ見ていきましょう。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝のお皿が外れてしまう病気で、歩き方がおかしくなったり、片足を浮かせて歩くような仕草が見られます。

フローリングを滑りにくいマットに替えたり、段差を減らすなどして関節に負担をかけない生活環境を整えましょう。重度の場合は外科手術が必要になることもあります。

外耳炎

コーイケルホンディエは、垂れ耳で耳の中が湿りやすい犬種なので、通気性が悪くなり炎症を起こすことがあります。

耳をかゆがって振る、赤みやにおいがある場合は外耳炎の可能性が高いです。週1回の耳掃除や通気性の確保が予防に役立ちます。

フォン・ヴィレブランド病

血が止まりにくくなる遺伝性の出血性疾患で、軽いケガでも出血が止まらないことがあります。

歯茎から出血したり、手術やケガ後に血が止まらない場合は要注意です。遺伝子検査で事前にリスクを把握しておくと安心です。

遺伝性壊死性脊髄症(ENM)

発症すると運動機能が急速に低下し、歩行困難や麻痺が進行する恐ろしい神経疾患です。

発症年齢は若く、生後数ヶ月〜1歳ごろが多いと言われています。進行が早く治療法もないため、ENMの遺伝子検査が非常に重要です。親犬の情報を確認してからお迎えを検討しましょう。

飼育に必要な環境

コーイケルホンディエは室内飼いが基本の犬種です。そのため、室内にある程度動き回れるスペースが必要になってきます。広い庭がなくてもOKですが、毎日のお散歩や運動はしっかり確保してあげてくださいね。

また、コーイケルホンディエは家族との距離が近い空間を好むので、リビングのような人の集まる場所で過ごさせてあげましょう。

長時間の留守番が得意ではないので、家族の誰かが常に家にいるか、少なくとも一日の大半は一緒に過ごせる環境が望ましいです。

さらに暑さに弱いワンちゃんなので、夏場はエアコンを使って温度・湿度管理をしっかりとおこなう必要があります。お迎え前に必要な環境を整えて、お互い快適に過ごせるようにしておきましょう!

飼育にかかる費用

「コーイケルホンディエを飼いたい!」と思ったら飼育費用も気になるところですよね。基本的な初期費用やお迎え後にかかる費用を知って、問題なく飼育できるか確認しておきましょう。

初期費用

コーイケルホンディエの子犬の購入費用 
平均45万円ほど(希少性によっては100万円を超える場合もあります)
マイクロチップ 約1,000円
畜犬登録 約3,000円
最初にそろえる生活品 
5万円~7万円ほど

  • サークル
  • クレート
  • トイレ
  • ペットシーツ
  • 首輪やリード
  • 食器類
  • お手入れ用品
  • おもちゃなど
予防関連

狂犬病予防ワクチン 約3,500円
混合ワクチン 約10,000円
健康診断 約15,000円
フィラリア予防薬 約1,300円

さらに、コーイケルホンディエは毎月のフードやおやつなどの消耗品に8,000円ほどかかります。他にも、ケガや病気で急な出費が出る場合もあるので、必ず最後まで面倒を見れるように準備をしてからお迎えをしてくださいね。

コーイケルホンディエを飼うのに向いている人

ここでは、どのような人がコーイケルホンディエの飼育に向いているかを紹介していきます。どの犬種にも言えることですが、相性や向き不向きはあるので、あなたのライフスタイルや性格に合っているかを確認しておきましょう!

向いている人
  1. 一緒に過ごす時間をしっかりとれる人
  2. 穏やかで感情表現が柔らかい人
  3. 甘えん坊な性格を楽しめる人

① 一緒に過ごす時間をしっかり取れる人

コーイケルホンディエはとても人懐っこくて、飼い主さんとの関わりを何よりも大切にしています。そのため、留守番が長くなりがちな人よりも、在宅時間が多い人やリモートワークの方に向いています。

一緒にお散歩をしたり、まったりくつろいだり、たくさん話しかけてくれる飼い主さんにぴったりです。「家族の一員」として常にそばにいたいタイプなので、時間を共有できるかが大切なポイントです!

② 穏やかで、感情表現が柔らかい人

コーイケルホンディエはとっても繊細。大きな声で怒ったり、急な動きをされるのがとても苦手です。だからこそ、落ち着いていて優しく接することができる人が向いています。

感情的にならず、どんな時もじっくり向き合えるタイプの人は、コーイケルホンディエと深い信頼関係を築けるでしょう。ちょっとした仕草にも「気づいてくれる人」には、とてもよく応えてくれるワンちゃんです。

③ 甘えん坊な性格を楽しめる人

まるで小さな弟や妹のように甘えてきたり、ぴたっと寄り添ってきたりする姿にキュンとしちゃう。そんな「甘えん坊」な性格が好きな人にとって、コーイケルホンディエは最高のパートナーです。

一方で、距離感を保ちたいタイプの人や、そこまでべたべたしたくない人とは少し合わないかもしれません。

たっぷり愛情を注いで「今日はどんな顔を見せてくれるかな?」と楽しめる人には、ぴったりですよ!

お迎え方法

ワンちゃんを迎える方法としては主に3つあり、ペットショップでの購入、ブリーダーからの購入、保護犬の里親になるなどが挙げられます。

ペットショップやブリーダーからの購入、保護犬を迎える場合など、それぞれの特徴やポイントをしっかり押さえてあなたに合った方法を選びましょう。

ペットショップからお迎えする場合

コーイケルホンディエは、日本のペットショップで出会えることがほとんどありません。そのため、どうしてもペットショップからお迎えしたい場合は、根気強く探す必要があります。

また、ペットショップでのお迎えを考えている場合は、以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • 親犬の情報(血統や健康状態)を確認できるか
  • ショップの衛生管理がしっかりしているか
  • 子犬の性格や育ち方を丁寧に説明してくれるか

ただし、ペットショップでは親犬の情報がわかりにくいこともあるので、健康面や遺伝疾患についてしっかり確認しましょう!

ブリーダーからお迎えする場合

コーイケルホンディエをお迎えするなら、信頼できるブリーダーからのお迎えがおすすめですブリーダーなら、親犬の健康状態や育成環境をしっかり確認できるため、安心して迎えられます。

良いブリーダーの選び方

  • 衛生管理が行き届いた環境で育てられているか
  • 親犬や兄弟犬と一緒に過ごし、適切な社会化がされているか
  • 遺伝疾患のリスクを説明してくれるか

また、悪質なブリーダーを避けるために、子犬をすぐに引き渡そうとするブリーダーは要注意!
信頼できるブリーダーを探すには、「JKC(ジャパンケネルクラブ)」や「ブリーダー直販サイト」を活用するとよいでしょう。

みんなのブリーダー

保護犬を迎える場合

ペットショップやブリーダーからのお迎え以外に、保護犬の里親になる方法もあります。保護施設や動物愛護団体では、コーイケルホンディエを含むさまざまな犬達が新しい家族を待っています。

  • 費用が比較的安く、お迎えしやすい
  • 成犬の場合、しつけが済んでいることが多い
  • 保護犬を迎えることで、新たな命を救える

ただし、過去にトラウマを抱えている子もいるため、十分な理解と愛情をもって迎えることが大切です。「ペットのおうち」や「ハグー」といった保護犬のマッチングサイトを活用すると、相性の良い子を見つけやすいですよ!

ペットのおうち ハグー

お迎え方法まとめ

お迎え方法メリットデメリット
ペットショップすぐにお迎えできる親犬の情報がわかりにくい
ブリーダー健康管理がしっかりされている価格がやや高め
保護犬・里親費用が安く、命を救える過去のトラウマがある子もいる

コーイケルホンディエに関するQ&A

Q
吠えやすいですか?
A

興奮したり知らない人が来たときに吠えることもありますが、無駄吠えは比較的少なめです。しつけや運動不足のケアでかなりコントロールできます。

Q
多頭飼いには向いていますか?
A

他の犬とも仲良くできる性格なので、多頭飼いにも向いています。ただし相性を見ながら、少しずつ慣らしていくのがポイントです。

まとめ

コーイケルホンディエは、美しい見た目とやさしい性格をあわせ持つ、魅力たっぷりの犬種です。また、家族に寄り添う性格なので、一緒に過ごす時間がとても大切になります。

もしこの記事を読んでコーイケルホンディエを家族に迎えたいと思ったら、ぜひ一度、実際に触れ合ってみてください!コーイケルホンディエがあなたにとって最高のパートナーとなることを願っています!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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