シルクのような美しい被毛と、どこか誇らしげな雰囲気が魅力のヨークシャーテリア。動く宝石とも呼ばれ、人気を集めているワンちゃんです。
そんなヨークシャーテリアですが、実際に飼うとなると「性格は?」「お手入れは大変?」「どんな病気に注意すればいいの?」といった疑問が浮かびますよね。この記事では、そんな疑問にも答えていきます。
他にも飼育にかかる費用や飼い方、健康管理のポイントなど、お迎え前に知っておきたい情報が満載なので、ぜひヨークシャーテリアとの暮らしをイメージしながら読んでみてくださいね!
ヨークシャーテリアの基本情報

ヨークシャーテリアの性格
ヨークシャーテリアの性格は、小さな体からは想像できないほどエネルギッシュです。かわいらしい見た目からおとなしいと思われがちですが、実際はとても活発で勇敢な一面があります。
この記事では、ヨークシャーテリアの代表的な性格を4つに分けて分かりやすく紹介していきますね!
- 勇敢で自信家
- 愛情深く甘えん坊
- 家族以外には少し警戒心が強い
- 好奇心旺盛で活発
①勇敢で自信家
ヨークシャーテリアはとても気が強く、自信にあふれた性格をしています。自分より大きな犬にも物おじせず近づくことがあり、まるで「自分は大きな犬だ」と思っているような堂々とした態度を見せることもあります。
そのため、番犬としても意外と頼りになる存在なんです。ただし勇敢すぎる性格からトラブルになる場合もあるため、子犬の頃から社会化トレーニングをしっかり行いましょう。
②愛情深く甘えん坊
気の強い一面がある一方で、ヨークシャーテリアはとても甘えん坊な犬でもあります。大好きな飼い主のそばにいることを好み、家の中では後ろをちょこちょこついて歩く姿もよく見られますよ。
ソファに座ると自然と膝の上に乗ってきたり、隣でくつろいだりすることも多いです。外では勇敢でも、家では安心しきった表情を見せてくれるギャップに思わず心をつかまれる人も少なくありません。
③家族以外には少し警戒心が強い
ヨークシャーテリアは、知らない人や環境に対してやや警戒心が強いです。来客があったときに様子をうかがうように遠くから見ていたり、小さく声を出して知らせたりする姿も珍しくありません。
家族には甘えるけど、初対面の人には少し距離を取るという性格の子も多いですね。なのでいきなり距離を詰めるのではなく、根気よく信頼関係を築いていくことが大切です。
④好奇心旺盛で活発
好奇心が強く活発なところもヨークシャーテリアの性格のひとつで、興味を持ったものにはすぐ近づいて確かめようとします。
部屋の中でも音や動きにすぐ反応して、「それは何?」と言わんばかりに近づく姿を見ることもあるでしょう。新しいおもちゃや見慣れない物を見つけると、夢中になって観察する子も多いです。
この好奇心旺盛な性格のおかげで、日常のちょっとした出来事も大冒険になるんです。小さな体で元気いっぱいに動き回る姿は、ヨークシャーテリアらしい魅力と言えるでしょう。
ヨークシャーテリアの歴史や起源

ヨークシャーテリアは、19世紀頃のイギリスで誕生した犬種で、名前のとおり、イングランド北部にあるヨークシャー地方が発祥の地とされています。
現在は「かわいい小型犬」というイメージが強いですが、実はもともと作業犬として活躍していた歴史があるんです。その背景を知ると、ヨークシャーテリアの勇敢な性格にも納得できるかもしれません。
当時のヨークシャー地方では、工場や倉庫に現れるネズミを捕まえる犬が必要とされていました。そこで誕生したのがヨークシャーテリアの祖先とされる犬たちです。
彼らは小さな体で狭い場所にも入り込み、素早くネズミを捕まえる能力が高く評価されていました。現在の優雅な見た目からは想像しにくいですが、勇敢なハンターとして働いていた歴史があるんですね。
また、当時のヨークシャーテリアは現在よりも少し大きな体格だったと言われています。その後、スカイテリアやマルチーズなどとの交配で小型化が進み、現在のサイズに近づいていきました。小さくても活発で気の強い性格が残っているのは、こうした歴史が関係しているとも考えられています。
ヨークシャーテリアの被毛の特徴とお手入れ方法

ヨークシャーテリアの最大の魅力のひとつが、シルクのような被毛です。毛色は一生のうちに7回変わると言われるほど変化し、子犬の頃は黒い毛色だったのが、成長と共に「スチール・ブルー&タン」の美しいグラデーションへと変化していくのが特徴です。
シングルコートで抜け毛は比較的少ないものの、毛が伸び続けるため、日々のお手入れがとても重要になります。トリミングと呼ばれるカットも必要なので、定期的にトリマーさんにお願いするようにしましょう。シャンプーとブラッシングについてはこの後解説していきますね!
シャンプーについて
まずはシャンプーについてです。月に1回を目安におこない、犬用の低刺激・無香料のシャンプーを使用して洗いましょう。人間用のシャンプーはワンちゃんにとって刺激が強いので避けてくださいね。
そして洗い方ですが、お湯の温度は36~38℃に設定し、下から上へと洗っていきましょう。流すときは汚れや泡を落とすために、上から下へと流してくださいね。
シャンプー後はタオルで優しく押さえるように水気を取り、ドライヤーは低温でブラシをかけながら乾かすのがベスト。高温での乾燥は被毛のダメージにつながるため注意が必要です。
ブラッシングについて
ヨークシャーテリアの被毛は絡まりやすいため、毎日のブラッシングがとても大切です。放っておくと毛玉ができやすくなり、見た目だけでなく皮膚トラブルの原因になることもあります。特に耳の後ろや脇の下などは絡まりやすいので、丁寧にチェックしましょう。
また、使うブラシはスリッカーブラシやコームがおすすめです。いきなり根元からとかすと引っ張ってしまい、痛みの原因になることがあるので、毛先から根元に向かって優しくとかすと良いですね。
毛玉でブラシが通りにくい場合や静電気が気になるときは、ブラッシングスプレーを使ってみるのも効果的ですよ!
ヨークシャーテリアの飼育にかかる費用

「ヨークシャーテリアを飼いたい!」と思ったら飼育費用も気になるところですよね。基本的な初期費用やお迎え後にかかる費用を知って、問題なく飼育できるか確認しておきましょう。
ヨークシャーテリアの子犬の購入価格
ペットショップ 平均22万円
ブリーダー 平均26万円
マイクロチップ 約1,000円
畜犬登録 約3,000円
最初にそろえる生活品
5万円~7万円ほど
狂犬病予防ワクチン 約3,500円
混合ワクチン 約10,000円
健康診断 約15,000円
フィラリア予防薬 約900円
さらに、フードの品質にもよりますが、ヨークシャーテリアは毎月のフードやおやつなどの消耗品に8,000円ほどかかります。他にも、ケガや病気で急な出費が出る場合もあるので、必ず最後まで面倒を見れるように準備をしてからお迎えをしてくださいね。
ヨークシャーテリアのかかりやすい病気と対策

ヨークシャーテリアを飼う前には、どのような病気に注意が必要か知っておくことが大切です。かかりやすい病気と対策を知って、いざというときに落ち着いて対応出来るようにしておきましょう。
ここではヨークシャーテリアの気をつけたい代表的な3つの病気について、原因や症状、対策を分かりやすく紹介します。
①門脈シャント
門脈シャントは、本来肝臓を通るはずの血液が別の血管に流れてしまう病気です。その結果、体内の毒素がうまく分解されず、さまざまな不調を引き起こします。
原因の多くは先天的なもので、生まれつき血管の構造に異常があることが関係しています。また、症状としては、食後に元気がなくなる、ふらつく、けいれん、発育不良などが多いです。
先天性の場合、予防することは難しい病気ですが、日頃から食後の様子や体調の変化をよく観察し、早期発見することが重要です。少しでも異変を感じたら、すぐに動物病院で検査を受けましょう。
②膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼は、膝のお皿が正常な位置から外れてしまう関節の病気で、ヨークシャーテリアのような小型犬では特に多く見られるトラブルのひとつです。
原因には先天的な骨格の問題のほか、滑りやすい床やジャンプなどの生活環境も関係しています。歩いているときに片足を浮かせたり、スキップするような動きを見せるのが特徴的な症状です。
予防としては、滑り止めマットを敷くなど足への負担を減らす工夫が効果的です。また体重管理や無理なジャンプを避けることも、関節を守るうえで重要になります。
③低血糖症
低血糖症は、血液中の糖分が不足することで起こる状態です。特に子犬のヨークシャーテリアに多く見られ、急に体調が悪くなることがあるため注意が必要です。
原因は食事の間隔が空きすぎることや、体力の消耗、ストレスなどが挙げられます。症状としては、元気がなくなる、震える、ふらつく、ぐったりするなどが見られます。
予防のためには、1日の食事回数を分けてこまめに与えることが大切です。もし症状が出た場合は、すぐにブドウ糖を与えるなどの応急対応を行い、早めに動物病院を受診しましょう。
ヨークシャーテリアの育て方と注意点

ヨークシャーテリアと楽しく暮らすためには、育て方や注意点についても知っておくことが大切です。飼ってから後悔しないように、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
運動不足を防ぐには
ヨークシャーテリアは小型犬ですが、意外と活発でエネルギーもあります。「室内だけで十分」と思われがちですが、好奇心旺盛な彼らにとって外での運動は必須です。
1日2回、各15〜20分程度の散歩にプラスして室内での運動も取り入れましょう。単調な運動よりも遊びを取り入れた方が満足度が高くなりますよ。
ただし無理なジャンプや激しい動きは関節に負担がかかるため注意しましょう。他にも、知育玩具を使ったノーズワークで頭を使う運動もおすすめです。
しつけのポイント
ヨークシャーテリアは賢い反面、気が強く頑固な一面もあり、しつけには根気が必要です。甘やかしすぎるとワガママになってしまうので、必要以上に甘やかす必要はありませんが、基本は褒めながら一貫性を持ってしつけることがポイントです。
また、具体的な褒め方や叱り方についても少し知っておきましょう。まず、褒めるときは大げさなぐらいに褒めて、叱るときは低い声で短く「ダメ!」と伝えます。長々と説教しても理解できませんし、かえって混乱させてしまいます。「なぜダメなのか」よりも「これはダメ」ということを明確に伝えてくださいね。
そして、基本的なコマンドである「おすわり」「待て」「おいで」「伏せ」は必ず教えるようにしましょう。これが出来ないまま外に出てしまうと、他の人や犬とのトラブルになる可能性が高くなるので注意が必要です。
食事と栄養管理について
ヨークシャーテリアの食事はライフステージに応じた栄養バランスが大切です。子犬期は高タンパク・高カロリーの成長期用フード、成犬期は維持期用フード、シニア期は消化しやすいシニア用フードを選ぶようにしましょう。
特に子犬の時期は低血糖になりやすいため、食事回数を分けて与える必要があります。一度にたくさん食べられない子も多いため、様子を見ながら調整しましょう。
また、おやつは一日の食事の10%以内に抑えて、肥満にならないように注意が必要です。そして、食事の与え方も大切ですが、同じくらいに水分補給も大切です。いつでも新鮮な水が飲めるように常に用意しておいてあげてくださいね。
お留守番の工夫やコツ
ヨークシャーテリアは甘えん坊な性格のため、長時間の留守番が苦手な子も多いです。なので少しでもストレスを減らすために、ちょっとした工夫でお留守番を快適な時間に変えてあげましょう。
まず、お留守番の時には時間をかけて遊べる知育トイやお気に入りのおもちゃを用意して、退屈しないようにしてあげましょう。お留守番前に運動しておくと、疲れて寝てくれることも多いですね。他にも、飼い主さんのにおいの付いた服やタオルを用意してあげると安心してくれますよ!
また、温度管理にも注意が必要です。夏場は特に熱中症に気を付けて、エアコンを忘れずにつけておきましょう。一般的にワンちゃんが快適に過ごせる温度は25度前後と言われていますが、普段から愛犬にとっての適温を調べておいてくださいね。
飼育の注意点
ヨークシャーテリアを飼ううえで意外と見落とされがちなのが「寒さ対策」です。シングルコートで寒さに弱いため、冬は室温管理や洋服の着用などで体温を保つ工夫をしてあげてくださいね。
また骨が細いため、高い場所からの落下や踏んでしまう事故にも注意が必要になります。小さな体だからこそ、生活環境を安全に整えることがとても大切です。
ヨークシャーテリアに関するQ&A

ヨークシャーテリアについて調べていると、実際に飼えるのか、自分の生活に合うのか気になる点が出てくると思います。
特に初めて犬を飼う方や、他のペットがいる家庭では不安を感じやすいポイントですよね。ここでは少しでも不安を解消できるように、よくある質問を見ていきましょう。
- ①初めて犬を飼う人でも大丈夫?
- ②他のペットとの相性は?
- ③平均寿命はどれくらい?
①初めて犬を飼う人でも大丈夫?
ヨークシャーテリアは初心者でも飼いやすい犬種です。ただし、被毛のお手入れや体調管理など、こまめなケアが求められる犬種でもあります。
そのため「手がかからない犬」というよりは、「しっかり向き合える人に向いている犬」と言えます。時間と手間をかけられる飼い主さんであれば、初めてでも全く問題ないですよ!
②他のペットとの相性は?
ヨークシャーテリアは警戒心が強いため、他のペットとの相性は個体差が大きいです。特に初対面では距離を取ることも多く、すぐに打ち解けるとは限りません。
ただし子犬の頃から他の犬や動物に慣れている場合は、比較的うまく共存できることもあります。急に同じ空間に入れるのではなく、少しずつ距離を縮めていくことが重要です。
相手の性格や環境によっても変わるため、焦らず様子を見ながら関係を築いていきましょう。無理に仲良くさせようとしないことも大切なポイントです。もし相性が合わなかったときは部屋を分けるなどの対策は取れるようにしておいてくださいね。
③平均寿命はどれくらい?
ヨークシャーテリアの平均寿命は、おおよそ12年から15年ほどと言われています。日頃の食事管理や運動、健康チェックをしっかり行うことで、さらに長く一緒に過ごせる可能性も高まります。
特に歯のケアや体重管理は寿命に影響しやすいポイントなので、定期的な健康診断や日常でのチェックで異変を見逃さないようにしてくださいね。
お迎え方法
ワンちゃんを迎える方法としては主に3つあり、ペットショップでの購入、ブリーダーからの購入、保護犬の里親になるなどが挙げられます。
ペットショップやブリーダーからの購入、保護犬を迎える場合など、それぞれの特徴やポイントをしっかり押さえてあなたに合った方法を選びましょう。
ペットショップからお迎えする場合
ヨークシャーテリアをペットショップからお迎えする場合は、以下のポイントをチェックしておきましょう。
- 親犬の情報(血統や健康状態)を確認できるか
- ショップの衛生管理がしっかりしているか
- 子犬の性格や育ち方を丁寧に説明してくれるか
ただし、ペットショップでは親犬の情報がわかりにくいこともあるので、健康面や遺伝疾患についてしっかり聞いておきましょう!
ブリーダーからお迎えする場合
ブリーダーからお迎えする場合、まずは信頼できるブリーダーを探すことが大切です。信頼できるブリーダーを探すには、「JKC(ジャパンケネルクラブ)」や「ブリーダー直販サイト」を活用するとよいでしょう。
良いブリーダーの選び方
- 衛生管理が行き届いた環境で育てられているか
- 親犬や兄弟犬と一緒に過ごし、適切な社会化がされているか
- 遺伝疾患のリスクを説明してくれるか
また、悪質なブリーダーを避けるために、子犬をすぐに引き渡そうとするブリーダーには注意してくださいね。
保護犬を迎える場合
ペットショップやブリーダーからのお迎え以外に、保護犬の里親になる方法もあります。保護施設や動物愛護団体では、ヨークシャーテリアを含むさまざまな犬達が新しい家族を待っています。
- 費用が比較的安く、お迎えしやすい
- 成犬の場合、しつけが済んでいることが多い
- 保護犬を迎えることで、新たな命を救える
ただし、過去にトラウマを抱えている子もいるため、十分な理解と愛情をもって迎えることが大切です。「ペットのおうち」や「ハグー」といった保護犬のマッチングサイトを活用すると、相性の良い子を見つけやすいですよ!
お迎え方法まとめ
| お迎え方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ペットショップ | すぐにお迎えできる | 親犬の情報がわかりにくい |
| ブリーダー | 健康管理がしっかりされている | 価格がやや高め |
| 保護犬・里親 | 費用が安く、命を救える | 過去のトラウマがある子もいる |
まとめ
この記事ではヨークシャーテリアについて紹介してきました。「自分に飼えるかな?」と迷っていたあなたも、この記事を読んで少しでも飼うイメージが持ててくれたら嬉しいです。
どんなワンちゃんを迎えるにしても、大切なのは飼い始める前にしっかりと準備をすることです。住環境、経済面、時間の確保など、様々な角度から検討してください。そして何より、この子の一生に責任を持つ覚悟があるかどうかが一番大切です。
あなたとヨークシャーテリアとの素敵な出会いがありますように!最後までご覧いただきありがとうございました!

