PR

アイリッシュ・テリアの歴史や性格、なりやすい病気と対策も解説

犬種
記事内に広告が含まれています。

アイルランド原産の中型犬で、その優雅な姿と活発な性格が特徴的なアイリッシュ・テリア。この記事ではそんなアイリッシュ・テリアについて解説していきます。

この記事で分かること
  • 基本情報
  • 見た目の特徴や性格
  • 飼いやすさ
  • お手入れの方法
  • なりやすい病気や健康面

アイリッシュ・テリアの基本情報

アイリッシュテリアの魅力や、もっと詳しい情報はこの後解説していきますね!

アイリッシュ・テリアの見た目の特徴

アイリッシュ・テリアは、テリア犬種の中では大きめで、長い足とスラリとした体型が特徴的です。体は細めの見た目ですが、しっかりとした筋肉がついています。

さらに、アイリッシュ・テリアの可愛らしい特徴のひとつに、頭の上で垂れている耳があります。この前方に垂れている耳が、アイリッシュ・テリアの魅力をさらに引き出してくれているんですね!

アイリッシュ・テリアの性格

アイリッシュ・テリアは、自立心が旺盛で気難しい一面も持ち合わせています。しかし、その一方で信頼している飼い主やその家族に対してはとても忠実です。

また、アイリッシュ・テリアは、命知らずと言われることもあるほど勇敢な性格をしています。番犬としても頼れるパートナーですが、気の強さから他人や他の犬などに対して攻撃的になる場合もあります。

警戒するだけなら良いですが、いきなり飛びついたり噛みついたりしないように、子犬の頃からしつけで置くことが大切です。

アイリッシュ・テリアの飼いやすさは?

アイリッシュ・テリアは、大型犬と比べて飼いやすいと思われるかもしれませんが、初めて犬を飼う場合には少し難しいかもしれません。

なぜなら、アイリッシュ・テリアの性格上、しつけや社会化トレーニングが簡単ではないからです。アイリッシュ・テリアは賢く教えたことはよく覚えてくれますが、自立心が高く頑固な面を持っています。

そんなアイリッシュ・テリアのしつけには、飼い主さんが上の立場だと分からせるリーダーシップと根気強さが必要です。そのため、初めて犬を飼う方よりは飼育やしつけの経験がある飼い主さんに向いている犬種です。

アイリッシュ・テリアの歴史を知ろう

アイリッシュ・テリアは、アイルランド南部のコーク州を原産地とする犬種で、18世紀の絵画にも描かれていました。

特に、原産国のアイルランドでは非常に高い人気を誇り、1880年頃にはその人気がピークに達しましたが、時代が進むにつれて、徐々に頭数が減少してしまっているのが現状です。

そんなアイリッシュ・テリアは現在、家庭犬として飼われることが多くなっていますが、かつては狩猟犬として活躍していた歴史があります。

また、第一次世界大戦中には、伝令犬としても貢献したという記録が残っており、その機敏さと忠誠心で、人々の役に立っていたと言われています。

アイリッシュ・テリアの毛色の種類

アイリッシュ・テリアの毛色は主に以下の3種類です。

  • レッド
  • レッドウィートン
  • イエローレッド

20世紀頃までは、ブラック&タンや虎毛のような縞模様のブリンドルという毛色も存在していましたが、現在ではレッド系の色に落ち着きました。

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう!

レッド

レッドの毛色は、その名の通り鮮やかな赤褐色です。また、レッドは他の毛色と比べて目立ちやすく、とても印象に残りやすい見た目をしています。

このレッドの毛色は、アイリッシュ・テリアの象徴的な色として知られていて、可愛いだけでなく、非常に力強い印象が魅力的な毛色です。

レッドウィートン

レッドウィートンは赤色とウィートン(小麦色)からなる毛色で、淡いゴールドやベージュの小麦色に、赤みがプラスされた温かい色が特徴的です。

また、レッドと比べると赤色が強すぎず、全体的に落ち着いたトーンですが、赤色とウィートンの比率は一匹一匹違います。赤みが目立つ子もいればウィートンの淡い色が目立つ子などもいて、様々な色合いを楽しめる毛色です。

イエローレッド

イエローレッドは、黄色をベースに、その上に赤みが加わった色合いです。具体的には、明るい黄色が主体でありながら、やや赤みがかったオレンジ寄りの色をしています。

イエローレッドは、日光の当たり具合で異なる色合いを楽しめるのが魅力で、屋外ではオレンジっぽく、屋内では黄色が強く感じられることがあるのも特徴です。

アイリッシュ・テリアの被毛の特徴

アイリッシュ・テリアの被毛はとても固く、針金のような手触りをしています。この固い被毛は、荒れた天候や環境から皮膚を守る役割を果たしており、外での活動が得意なアイリッシュ・テリアにとっては、最適な被毛と言えるでしょう。

さらに、被毛はダブルコートと呼ばれる構造になっており、外側の毛が固く、内側の毛が柔らかいことで、寒さや湿気からもしっかりと体を保護してくれる特徴があります。

アイリッシュ・テリアの被毛の特徴が分かったところで、次はお手入れの方法を見ていきましょう。

アイリッシュ・テリアのトリミング

アイリッシュ・テリアはダブルコートの犬種で、家庭で飼う分には基本的にトリミングの必要はありません。

主にワイヤー状の固い被毛を持つ犬種に行う、ストリッピングという技法もありますが、必ず必要なわけではないのでやらなくても問題ないでしょう。

もし、被毛が伸びてしまって気になる場合は、信頼できるトリマーさんに頼んで、切りすぎないように整えてもらう程度で十分です。

アイリッシュ・テリアのブラッシング

アイリッシュ・テリアのブラッシングは、2~3日に1回が目安です。しかし、換毛期の間は抜け毛が増えるので、毎日のブラッシングをおすすめします。

それでは、ブラッシングの手順を紹介するので、以下を参考にしてみてくださいね!

ブラッシングの手順
  1. 毛の流れに沿ってブラッシングする
    まずはピンブラシを使って毛流れに沿うようにブラッシングし、絡んでいる部分をほぐします。
  2. 毛の流れに逆らってブラッシングする
    毛流れに沿って絡まりをほぐした後は、毛流れに逆らってブラッシングし、根元の汚れを取り除きましょう。ここでのブラシもピンブラシを使用します。
  3. スリッカーブラシとコームで仕上げる
    最後に、スリッカーブラシとコームで全体を整えたらお手入れ完了です。

アイリッシュ・テリアのなりやすい病気と対策

アイリッシュ・テリア

アイリッシュ・テリアを飼う前に、どのような病気に注意が必要なのか知っておきたいですよね。なりやすい病気と対策を知っていれば、いざというときに落ち着いて対応できるようになります。

アイリッシュ・テリアのなりやすい病気
  • 泌尿器疾患
  • 腎臓病
  • 皮膚疾患

それぞれの症状と対策はこの後解説していきますね!

泌尿器疾患

犬の泌尿器疾患は、放置していると健康に大きな影響が出てしまうので、早期発見できるように普段から注意しておくことが大切です。

注意してほしい症状
  • トイレの回数が増えて、排尿しずらそうにしている
  • 尿に血が混ざっている
  • 排尿時に鳴き声をあげたり痛そうにしたりしている

対策としては、尿路結石を予防するためのフードを与える、犬が十分に水分をとれるようにするなどがあります。

特に水分が不足すると尿が濃くなり、結石や感染症にかかりやすくなってしまうので、いつでも水分補給が出来る環境を整えてあげましょう。

腎臓病

犬の腎臓病には急性と慢性があり、急性の場合、早ければ数時間で症状が急激に悪化します。その場合はすぐに気づける可能性が高いですが、慢性の腎臓病だと初期症状が分かりにくく、気付いた時には症状が進行してしまっていることもあります。

そのため、以下の注意してほしい症状を頭に入れて、愛犬の異変を見逃さないようにしましょう。

注意してほしい症状
  • 水を大量に飲むようになり、排尿の回数が増える
  • 口臭が強くなったり口内炎ができている
  • 今まで活発だったのにいきなり無気力になる

腎臓病は進行してしまうと回復が難しいので、普段の様子を観察することはもちろん、定期的な健康診断を受けることが大切です。

また、水分不足は腎臓に負担をかけるので、いつでも水分補給できるようにしておきましょう。

皮膚疾患

犬の皮膚疾患は原因の特定が難しく、治るまでに時間がかかってしまう場合があります。
気になる症状が出ていたら、一度動物病院で診てもらうようにしましょう。

注意してほしい症状
  • 体をよく掻いている
  • 皮膚が赤くなったり腫れたりしている
  • 脱毛や毛並みの変化
  • 皮膚の乾燥
  • 湿疹が出ている

お家で出来る対策としては、適切なブラッシングやシャンプーなど外側からのケアと、食事で内側からケアする方法があります。
他にも、サプリメントで不足しがちな栄養を補うのもおすすめです。

アイリッシュ・テリアに必要な1日の運動量

アイリッシュ・テリアに必要な1日の運動量は30分ほどが目安になります。ストレス発散のためにも、最低30分は運動時間を確保するようにしましょう。

そんなアイリッシュ・テリアはもともと狩猟犬として活躍していた歴史があり、ボール遊びや動くおもちゃを使った遊びは、本能を刺激して楽しめるのでおすすめです。

また、アイリッシュ・テリアは泳ぎも得意なので、夏は犬用プールで一緒に遊ぶのも楽しいですね!

まとめ

この記事では、アイリッシュ・テリアについて解説してきました。最後にポイントをまとめておくのでご覧ください。

  • 平均寿命は13~15年
  • ブラッシングは2~3日に1回
  • 1日に必要な運動量は最低30分
  • 気難しい一面もあるが信頼関係があれば忠実
  • ダブルコートで固いワイヤー状の被毛を持つ

最後までご覧いただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました